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清水港の暴れん坊・長五郎がやがて日本一の親分になるまでの物語。主演に鶴田浩二、愛妻、お蝶に佐久間良子、森の石松に長門裕之、桶屋の仁吉に山城新伍ら元気な面々。次郎長一家そろって牢に入れられ、さあ一大事! ヤクザが主人公ながら、家族愛や友情に厚く、ことの善悪をきっちり考える生き方は、新鮮でさえある。家族で楽しめる痛快な一本。 次郎長といえば、昔は男の子のあこがれ。カッコイイ男の象徴だった。人柄で慕われる男が絶滅の危機に瀕している現在、見直されていい人かもしれない。数多い次郎長作品のなかでも、鶴田“次郎長”のイメージは「まじめ人間」色が色濃い。その分、名古屋弁まるだしの山城新伍や、おっちょこちょいの長門裕之のナンパぶりが際立って面白い。マキノ雅弘監督・脚本で第四部まで作られたこのシリーズ。オススメは、やはり第四部、愛妻、お蝶病死の場面、とにかく素直に泣ける。次郎長一家と一緒に男泣き(女の子もね)してほしいウルウル・シーンだ。 ( 2000年07月11日 産経新聞掲載分に加筆 ) |
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