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ご存じ、神田明神下の平次親分。北大路欣也が庶民の味方として颯爽と登場。愛妻お静に真野あずさ、八五郎に三波豊和、ライバル三の輪の万七に伊東四朗と共演者との息もぴったり。恋のいろはは見当つかない、将棋はお静の方が上手など、庶民的な面と悪と対峙する厳しさを欣也がうまく使い分ける。エンディングでは投げ銭の特訓風景も公開!? 野村胡堂の原作では平次は31歳、お静は23歳、八五郎は30歳。今風に言えば、8畳2Kの長屋住まい。いつも身奇麗で男っぷりのいい平次親分、暮し向きもいわゆる中流かと思いきや、なんと時々家賃を滞納していたらしい。親分たらもう…。 ちなみに、決め手の銭投げは、原作者の胡堂が街でゼネコンの“銭高組”の看板を見つけて思いついたという。この北大路バージョンの「銭形平次」には、平次に目をかける与力、並木藤兵衛の中村梅之助はじめ、同心の三浦浩一、万七の手下、清七の山西道広、橋蔵バージョンの八五郎役だった林家珍平も時折顔を見せて、ファンを楽しませてくれる。 ( 2000年08月21日 産経新聞掲載分に加筆 ) |
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