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神田お玉が池の名親分。佐七の活躍を描く。金田一耕助シリーズの横溝正史の原作らしく、事件の奇怪さ推理の面白さもたっぷり。原作で「人形のようにいい男」だったのが、この番組では「人形焼屋の亭主」だから、人形佐七というのもユニーク。松方弘樹が、粋で人情に厚い江戸っ子を熱演。川谷拓三、真屋順子ら共演陣も親分をもり立てる。 松方弘樹は1965年にNHKでも「人形佐七」を演じ好評だった。当時は原作どおりの“人形のようにいい男”だったが、松方佐七も14年の時を経て、民放に再登場したときには、妻子持ちの貫禄。名作だけにテレビだけでも林与一、若手では堤大二郎などが演じている役だが、この松方バージョンは、とくに江戸の下町っぽさを意識した映像。現代の映像を交えたオープニングも当時は新鮮だった。今見ると、70年代のファッション、風俗が懐かしいかも。 ( 2000年10月02日 産経新聞掲載分に加筆 ) |
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