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何者にも縛られず、自分たちの正義を貫く三人の浪人。柴左近、桜京十郎、桔梗鋭乃介が悪政に苦しむ農民を助け、代官一派と対決する。豪快な殺陣や、人を斬る場面のリアルな効果音を初めて使用するなど、テレビ時代劇に新風を吹き込んだ傑作の映画版だ。主役の浪人を演じるのは、丹波哲郎、平幹二朗、長門勇。監督は泣く子も黙る五社英雄。モノクロの映像が効果的でいっそう迫力を増している。 本作の面白さは、豪快な丹波哲郎、繊細な平幹二朗、ユーモラスな長門勇のキャラクターをしっかり描いたこと。また、精錬潔白な正義の味方ではなく、ダーティーな匂いも残したことにある。本作の制作当時、“テレビ屋”と呼ばれ、映像の世界で映画より軽んじられがちだった五社英雄監督は、 “用意スタート!” という掛け声の代わりに、 “イチ、二、サン、キュー!” と、テレビ用語を連発して気概を示したり、自ら泥まみれで演技をつけるなど、強烈な個性で現場を圧倒したと伝説が残っている。 ( 2000年12月18日 産経新聞掲載分に加筆 ) |
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