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ペリーのちょんまげ

眠狂四郎 無頼剣
(ねむりきょうしろう ぶらいけん) 出演:市川雷蔵 1966年
掲載日2000年12月26日
   忌まわしい出生の秘密を抱え、投げ込み寺で孤独に生きる剣豪、狂四郎。この虚無の男の前に、江戸を火の海にしようと企む強敵が現れる。 柴田錬三郎の原作を、脚本・伊藤大輔、監督・三隅研次の豪華コンビで映像化。主演はもちろん市川雷蔵! 没後30年以上たった現在も、ファンクラブが存続しチャンネルへのリクエストが絶えない、雷蔵“狂四郎”の円月殺法。対決する天知茂の存在感たっぷりの演技も圧巻。
 大目付の祖父を恨んだオランダ人の狼藉によってうまれた狂四郎。母を失い、祖父からも捨てられた境遇で己の剣だけで生きていくニヒルなヒーローだ。愛刀は無双正宗。切っ先で円を描く独自の“円月殺法”は、円を描ききるまで生きていた者がいないという必殺剣… と、書くのは簡単なのだが、さてこの必殺剣を具体的にどう映像化するか。三隅監督も市川雷蔵自身も頭をひねり、生み出されたのが本作でも披露している“円月殺法”なのだ。苦心のかいあって、雷蔵以降の狂四郎役者にとってのスタンダードになった。本作では、円月殺法”本家・雷蔵の技を堪能したい。とくに、雷蔵がもっともこだわったという、切っ先の向きの工夫を見逃すな! 
( 2000年12月26日 産経新聞掲載分に加筆 )

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