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南町奉行所の暴れん坊、飯伍と、鶴の物まねが得意な変人、鶴次郎。この凸凹コンビが江戸市中を騒がす難事件に挑む痛快時代劇シリーズ。小池一夫原作の人気時代劇画の面白さを、名伯楽工藤栄一の演出が引き立てる。さらに名高達郎、泉谷しげるの意外、かつ絶妙の配役に、名奉行、萬屋錦之介の粋な裁き、子分に野口五郎、渡辺謙とはこれまた贅沢。鶴次郎の“ツルー!!”のキメポーズが忘れられなくなるはず。 名高、泉谷のコンビは、斬って解決ではなく、大岡越前(錦之介)に教えられる。世の中の不条理に納得できない鶴次郎が “ツルー!!”とモノマネするシーンがいい。 時代劇には珍しい泉谷しげるは、カツラも初めてだったというがその熱演ぶりには拍手。ただいま新婚の野口五郎もカツラは初めて。「カックラキン大放送」あたりでやってそうだけど、あっちはバラエティーだし。本物のカツラは中が金属で、役者に合わせた特注品。慣れないと頭痛くなるんだよね。その五郎、ボンボンのくせに結構腕がたつという設定で、本人のキャラとは違っていて面白かった。病からカムバックしたばかりの錦之介にもファンは大喜びした。もちろんペリーもね。 ( 2001年03月05日 産経新聞掲載分に加筆 ) |
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