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天保の江戸。 芸者置屋「花乃屋」の女将仇吉(山田五十鈴)、その娘とんぼ(ジュディ・オング)、番頭の藤兵衛(芦屋鴈之助)と花火師・仕掛の天平(森田健作)、枕売りの夢屋時次郎(緒形拳)には、人に言えない秘密があった。ひとつは、集団で嵐の中、島抜けした過去を持つこと。あとひとつは、許せぬ悪人を葬る「からくり人」であること...。 シリーズ初主演である山田五十鈴をはじめ、個性派が結集。必殺シリーズの中でも、リーダーを中心にもっともまとまりのよいチームであった。 三味線のバチで華麗な技を見せる仇吉、枕を作るヘラを武器にする時次郎、怪力の藤兵衛など、ベテランらしい技もいいが、なんといっても派手なのが天兵の花火技。相手の口に花火を押し込んで爆発。あばら骨が見える映像は、必殺らしい演出。 名脚本家・早坂暁が書き込んだストーリーだけに、島抜けした過去やとんぼの実の父親がからむ事件、互いに思い合うとんぼと天兵の悲劇など、話が深く、哀しい。 また、工藤栄一監督演出による最終回、恐ろしい殺し屋集団“曇り”との対決は迫力。 緊迫した中、天真爛漫でのんきなへろ松(間寛平)の存在が楽しい。全編に登場する山田五十鈴の三味線も聞き物。全13話と短めなので、お見逃しなく! ( 書き下ろし ) |
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