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現在の日本の映画監督の中で、もっともユーモアにあふれ、アクションと洒落のわかる作風の人、それが岡本喜八監督だ。 監督は58年第一回監督作品「結婚のすべて」を発表、続く「独立愚連隊」(59年)で人気を博し、やがて独特な味の時代劇も作り上げていく。 今回は、加山雄三が逃亡忍者に扮して、最新兵器の争奪戦に巻き込まれるアクション作品「戦国野郎」(そもそも“戦国に“野郎”をつけちゃうこのセンスがナイス。もちろん脚本は監督)、三船敏郎が“桜田門外の変”に係わった無名の浪人に扮した「侍」(脚本は橋本忍)、妖刀を操り殺人を繰り返す剣豪・机龍之介(怖い顔の仲代達矢)の狂気を描き、アメリカ公開時にも話題となった「大菩薩峠」、座頭市シリーズ最高の観客動員数を記録した「座頭市と用心棒」(用心棒は三船敏郎)、そして、幕末、領内に流れ着いた三人の黒人とともに夜な夜なジャムセッションを繰り広げる音楽好きの殿様(古谷一行)の奇想天外な物語「ジャズ大名」(原作・筒井康隆、音楽・山下洋輔)など、オカモトテイストいっぱいの作品が大集合。 立ち回りや人情など、時代劇本来の面白さと「こんなこともできたか」と新しい可能性を感じさせる作品の数々。たっぷり楽しみたい。 ( 書き下ろし ) |
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