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ペリーのちょんまげ

『お助け同心が行く!』気弱同心の裏の顔は、庶民の味方のスーパー同心。小林稔侍の早変わりに注目!
(おたすけどうしんがゆく!』〜) 出演:小林稔侍 1993年
掲載日2002年01月18日
   尾形左門次(小林稔侍)は、北町奉行所高積見廻り同心という下級役人。地味な役割をひたすらコツコツこなし、存在感も希薄で、周囲からはまったく相手にされない。が、実は左門次には、弱い者を陰ながら救う“お助け同心”というもうひとつの顔があるのであった・・・。
 原作は、『木枯し紋次郎』でもおなじみの笹沢左保の『お助け同心巡回録』。
 現代劇では冴えない中年サラリーマンをコミカルに演じる小林稔侍が、時代劇でも本領発揮。大柄な体をちぢめて「ハイハイハイハ」と上司に気をつかいながら役目をこなす小役人の表の顔と、本来の大柄に戻って、悪人と戦う早変わりはこの人ならでは。
 共演は、エリートの定廻同心で左門次の友人でもある辺見勇助に田中健、左門次の母に中村玉緒。息子の裏の顔を知らない母は、冴えない息子にいい嫁が来るよういつも奮闘するが、成果はさっぱり。玉緒と稔侍のかけあいはベテラン同士の味と笑いがある。
 ふたつの顔をもつヒーローというのはよくあるが、左門次の場合、報酬を要求するでもなく、名誉を欲するでもなく、衣装が派手でもない異色の“ふたつ顔ヒーロー”。そのちょっと地味な感じが、また小林稔侍の雰囲気にぴったりするのが面白い。 ( 書き下ろし )

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