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ペリーのちょんまげ

「大奥」岸田今日子のナレーションと森山良子の「愛のセフィニ」にクラクラな妖艶絵巻。
(おおおく)
掲載日2002年02月22日
  「思えば大奥とは女人たちの運命の坩堝(るつぼ)でございました...」
 背骨をちょっと硬めの刷毛でなぞられたようなオゾゾ感で、ハッとふりむくとそこにすわっている岸田今日子が!?と、思わず錯覚してしまいそうなオープニングで、目がくぎづけ。
 なにしろ将軍以外の男子禁制の空間に美女が何百人もひしめいていたんだから、聞いただけで艶めかしい想像をしてしまいそうだ。
二代将軍秀忠の頃に創設された「大奥」は、以来260余年、江戸城が開城するまであったという。たったひとりの男の愛を奪い合い、嫉妬と欲望が渦巻く。
 「ほほほ、皮肉なものでございますなぁ」と厭味攻撃があれば、「なんと、おはげしい。上様もさぞご満足でござろう」とお色気攻撃で応酬。とうとう上様の子を宿した女の腹を棒で突いて流産までさせる。怪しい僧侶や腰元スパイもそこここに登場。なんてまあ、恐いんでしょう。
 レギュラーを置かず、毎回、栗原小巻、山田五十鈴、司葉子など豪華メンバーによる読み切り式のめくるめく「大奥絵巻」。もちろん、上様の寝室の濡れ場も出てきてドキドキ感もある。ラストは、森山良子が高いキーで♪サフィニ〜と歌い上げる主題歌「愛のセフィニ」で愛の不確かさに酔いしれる。当時のアイドル女優のお姫様ぶりも隠れた楽しみ。 ( 書き下ろし )

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