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ペリーのちょんまげ

「江戸中町奉行所」近藤正臣と丹波哲郎。ゴーイングマイウェイ俳優の激突と田中健のアクションにも注目。
(えどなかまちぶぎょうしょ)
掲載日2002年03月29日
   町奉行所といえば、北町か南町、と思っていたら、なんと「中町」ってのもあったのだ。しかも、その責任者が丹波哲郎...こりゃ、タダの奉行所ではないのである。
 元長崎奉行所の丹波遠江守(哲郎)は、新しい町奉行として江戸に呼ばれる。しかし、その奉行所は、正義のためでもなんでもなく、御用商人からの上納金目当てに作られた、腐敗政治の象徴のようなものだった。
「わざわざ長崎から呼んでおいて、腐敗政治の片棒を担がせるとはなにごとか!!」というつもの調子で怒った丹波奉行。こうなったら、密かに正義の裁きをしてやると決心。まずは信頼できる部下が欲しいと、暴れん坊の魚屋(清水健太郎)と、南町同心(近藤正臣)、北町同心(田中健)を対決させて実力を試す。南町、北町ではどちらもうだつの上がらないふたりだったが、実は健は凄腕。見事、丹波奉行のお眼鏡にかなったふたりは中町奉行所にスカウトされた...。
 哲郎と正臣の共通点は、役に成りきるというよりは「自分そのものを前面に出す」ゴーイングマイウェイな演技法というところ。どんなにキザでもカッコつけても許される不思議な魅力があるふたりである。
 正臣の相棒、田中健も珍しくアクションで活躍。密偵役の神埼愛と浜圭介のデュエットというムード歌謡調の主題歌も耳に残る個性派大集合のシリーズ。 ( 書き下ろし )

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