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「お耳役」とは、幕府大目付直属の陰密で、市井に身を潜めながら、諸大名の動きに目を光らせる、いわばスパイである。潜入、裏切り、なんでもありの捜査を敢行し、身分がバレて殺されても、誰も弔ってもくれない。つらい身の上だ。 今回、そのスパイ・檜十三郎が永島敏行である。直属の上司・大目付の田ノ内伊織(財津一郎)に、職権濫用が甚だしい総目付・京極丹波(長門裕之)の行状捜査を命じられた十三郎。町飛脚問屋で「恋文代筆業」などというとぼけた仕事をしながら、捜査を開始する。相棒は将軍家の“鳥見役”竜崎又平(渡辺裕之)。鳥見役は、タカのえさをとるためと称して、どこにでも入る権限がある。探索の相棒にはもってこいなのである。 この主人公、「恋文代行業」の売り込みをしたり、スパイのくせにほとんど身を隠そうとかいう発想がない。上司にあれこれ命令されれば、文句を言い、挙げ句、上司に刃物まで向ける。半分イヤイヤやってる正義の味方というのがおもしろい。一方、敵の京極は諸大名を脅迫してワイロを要求するようなしたたか者。永島敏行は黒装束でも体が大きくてすごく目立つし。これで本当に大丈夫なのかとハラハラする。特に、最終回、ゲストの加納竜と伊東美由紀の悲恋と、財津VS長門の最終決戦にも注目。肝心の永島敏行は?もちろん、活躍してます! ( 書き下ろし ) |
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