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ご存じ、旗本・早乙女主水之介は、天下太平の元禄時代にヒマを持て余す“退屈男”。 トレードマークは額の三日月傷で、これは某藩の暴れ者七人と戦った時にできたもの。いつも豪華な着流しでブラブラウォーキング。商人にも色街の艶っぽいおねえさんたちからも「退屈の殿様」と慕われる粋な殿様だ。そして、町に事件ありと聞けば、退屈の虫が騒いで、首を突っ込み、必殺剣法「諸羽流正眼崩し」で悪人たちをバッタバッタとやっつける。もちろん、全部ボランティア。 ペリーの場合、生まれて一番初めに見た「退屈男」がこの高橋英樹バージョンだった。若いが堂々とした英樹(ちなみに初登場は70年)は天真爛漫、なのに怒るとめちゃくちゃ強い。一見単純に見える事件が実は複雑だったり、「これは謎だ・・・」と言ってる事件が案外わかりやすかったり、メリハリがきいてるのも楽しい。 また、主水の唯一の肉親が妹(17歳!)の菊路(柏木由起子)で、なんと17歳なのにちゃんと恋人・霧島京弥がいて、それが現在の片岡仁左衛門といううらやましすぎる設定。霧島は、主水の片腕としてともに悪と戦うのである。ほかにも水野久美、藤原釜足などレギュラーもいい味の面々。時代劇の痛快さをじっくり見せてくれる。梅雨時こそ、退屈の殿様にスカッとさせてもらおう。! ( 書き下ろし ) |
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