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ペリーのちょんまげ

「次郎長三国志 次郎長売出す」監督マキノ雅弘に助監督が岡本喜八。威勢のいい連中が繰り広げる人気シリーズ!
(じろちょうさんごくし じろちょううりだす) 出演:小堀明男/田崎潤/森健二/河津清三郎/田中春男/広沢虎造 他 1952年
掲載日2002年10月04日
  「清水次郎長」は、最も人気の高い時代劇キャラクターのひとり。おなじみのエピソードを、名監督マキノ雅弘がシリーズ9本で存分に描いたヒット作を10週連続で放送する。
 清水の米屋の息子・長五郎こと清水の次郎長(小堀明男)は、家業を嫌ってのヤクザ渡世。その男気にほれこんだのが、子分の桶屋の鬼吉(田崎潤)、関東五郎(森健二)、大政(河津清三郎)ら。一作目「次郎長売出す」では、義兄弟・和田島の太左衛門と津向の文吉の喧嘩を次郎長が見事仲裁できるか?が見物の一本。
 されに二作目「次郎長初旅」編では、森の石松(森繁久彌)が登場。博打好きのダメ男・沼津の佐太郎と女房の夫婦愛がしみじみ描かれる。一方で、肝心の次郎長一行も、博打で着物まではぎとれれる体たらく。それでも、裸で街道を駆けだす若き日の次郎長一家にはカラリとした明るさがある。
 このシリーズのお楽しみは、なんといっても森繁石松。今ではすっかり芸能界の重鎮扱いだが、おっちょこちょいで憎めない石松を巧みに見せる。もうひとり、原作を読んでどうしてもこの役を、ろ自ら志願したという田崎潤。晩年は「連想ゲーム」で大声おじさんとして有名だったが、役者としての存在感を改めて感ずる。他にもとぼけた味の田中春男、人気浪曲師広沢虎造の演技もなかなか。 ( 書き下ろし )

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