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没後30年の今も、若い女性ファンが多い市川雷蔵。実はペリーの周囲の若い女性編集者の間でも「美しい!」と人気が高いのだ。 その雷蔵の見事な「七変化」その1は「遊太郎巷談」。将軍家お血筋という浪人・遊太郎が、美女と大金の謎に挑む。必殺剣も飛び出して、眠狂四郎の原点を見るような一作。 その2「中山七里」は、時代劇の名人・長谷川伸原作。気っぷのいい木場の政吉(雷蔵)が、亡き恋人にうりふたつの女(中村玉緒)のために命をかける。ニヒルな雷蔵しか知らない人には、新鮮な作品。 その3「新選組始末記」は、まじめ浪人・山崎蒸(雷蔵)が入隊した新選組の非情なやり方に悩む。近藤勇に若山富三郎、土方歳三に天知茂という配役にも注目! 非情な男をやらせたら、天知は天下一品だ。 その4「手討」は、あの怪談でおなじみの「番町皿屋敷」の新解釈。腰元お菊と言い交わした美形旗本・青山播麿(雷蔵)の悲劇。雷蔵は悩んだり苦悶の表情が色っぽい…。 そのほか、おそろしい魔力を持った怪僧・道鏡に扮した「妖僧」、将軍自ら、推理して事件を解決してしまう「昨日消えた男」、一秒間に五本の手裏剣を放つという銭形平次もびっくりの浪人の「赤い手裏剣」など、ユニークな作品が登場。雷蔵の多彩な魅力で、またまたファン倍増確実だ。 ( 書き下ろし ) |
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