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ペリーのちょんまげ

「座頭市祭り」ご存じ、盲目の居合の達人・市の旅姿。中でも特に味の濃い勝新太郎の監督・主演特集!
(ざとういちまつり)
掲載日2003年08月15日
   酒と博打に女も好きで、どこか愛嬌のある盲目の「市」は、実は街道筋では恐れられる居合の達人。弱い者いじめをする相手には、容赦なく仕込み杖を抜く・・・。そのすべてに主演したのが、ご存じ、勝新太郎。今回は、勝自身が監督したテレビシリーズ21作品を厳選。なんといっても、子母澤寛の短編からヒントを得て、自らキャラクター作りをした主人公だけに、監督した作品の中では、勝のアイデア炸裂。味の濃さは折り紙つきだ。
 私は以前、このテレビシリーズに出演した片岡鶴太郎ご本人に撮影の様子を聞いた。
 本番中、盲目の役で目を閉じているはずの監督(勝)は、突如目をあけ、「ここはこう演技するんだ!」と、声を出す。いったい、どう見ていたのか・・・・謎だった。また、市が神経を集中し、耳を動かすシーン。耳は目立たない針金で操作されるが、その加減はとても難しかったという。確かに動きは微妙だ・・・。
 数々の伝説を残した名シリーズ。どれも心に残るが、植木等と共演し、どこかひょうきんな味を出した「二人座頭市」、悲しい節回しが耳に残る、浅丘ルリ子共演「心中あいや節」、兄・若山富三郎との共演作「旅人の詩」など、見逃せない作品が続く。ちなみにまもなく公開される北野監督の「座頭市」は、勝シリーズとはまったく異なる新しいテイスト。見比べるのもおすすめ。 ( 書き下ろし )

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