江戸の初期。比類なき剣の使い手・榊修羅之介(京本政樹)は、大藩の姫・真夕(今村理恵)を決死の思いで救い出す。その一件には、藩の秘宝が関わっていた。その秘宝こそ、豊臣家によって滅ぼされた北条家にまつわる銀竜剣。実はその剣には、対になる鳳凰剣があり、それを手にしたのは、あの伊達政宗(中村敦夫)。政宗は、幕府転覆というとんでもない野望を持っていた。一方、銀竜剣は、くノ一忍群こと出雲の阿国一派の手に渡り、伊達一派に、邪険士群を操る怪僧・天海(隆大介)も登場して、大乱戦。果たして、修羅之介は、姫を守りきれるのか…。
女剣士・嶋村かおり、出雲阿国に故・戸川京子をはじめ、三浦理恵子も体当たり演技を繰り広げる。また、修羅之介に挑む男たちは、プロレスの高野拳磁やこの作品のために来日したというアマ相撲世界チャンピオンのエマニュエル・ヤープロー(体重280キロ!)ら、とてつもない面々。彼らを相手にする修羅之介の華麗な剣は、SFXしかないでしょう。撮影当時、私は京本さんご本人に話を聞いたが、とにかく新しい時代劇のため、常にアイデアを考えている人であった。それだけにこの作品への思いは熱く、主題歌も冴木涼介名で自ら作詞&歌唱を担当している。中村敦夫、隆大介の不気味演技も満載。伝奇時代劇好きには、たまらい長編。
( 書き下ろし ) |