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ペリーのちょんまげ

「怪談」小泉八雲没後100年−アカデミー賞ノミネートの凝った映像で、怖いひとときを。
(かいだん) 出演:三国連太郎/新珠三千代/岸恵子/仲代達矢/中村賀葎雄/志村喬/丹波哲郎/中村翫右衛門 ほか 1965年
掲載日2004年08月16日
  小泉八雲といえば、日本に魅せられ、イギリスから帰化。独自の幽玄世界を描いた明治の文豪だ。今年は八雲没後100年で、その不思議な魅力にまたまた注目が集まっている。その八雲ワールドをもっとも効果的に描いたといわれるのが、本作。名手・小林正樹監督は、オムニバス形式で映像化。アカデミー賞外国語映画賞にノミネート&カンヌ映画祭では審査員特別賞を受賞した。
 物語の第一話「黒髪」は、わがまま男(三国連太郎)が捨てた妻のもとに帰ってみると、意外にも妻(新珠三千代)は若々しく元気な様子。でも、それは…。第二話は有名な雪女。雪女(岸恵子)と出会ってしまった男(仲代達矢)は、口外しない約束で命を救われる。とにかく、怖がらせる側の女、うらめしそうな新珠&岸が美しい!真っ白い顔の雪女は、普通きれいというより不気味なのだが、岸雪女は、怖いのにきれいなのである。もうひとつのポイントは怖がる男。三国、仲代ともに表情が濃いめで、怖がってる顔も怖いという二重の恐怖シーンになっている。
 他には、平家の亡霊に取りつかれた琵琶法師・芳一(中村賀葎雄)の「耳無し芳一の話」、茶碗の中の不気味な顔を飲み干して恐ろしい目にあう武士(中村翫右衛門)の「茶碗の中」が登場。名優たちが体当たりで怖がらせる。猛暑の今年にぴったりの作品。 ( 書き下ろし )

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