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ペリーのちょんまげ

「姫四郎流れ旅」元医者で手術もする渡世人!?古谷一行が笹沢左保作品に挑む。
(ひめしろうながれたび) 出演:古谷一行/谷隼人/岡田奈々/小松方正 ほか 1982年
掲載日2005年01月19日
  姫四郎(古谷一行)は、その道では名を知られた渡世人。あるとき、悪者に襲われた娘(岡田奈々)を助けた姫四郎と二枚目の浪人(谷隼人)は、娘が「あちらでひとりずつお礼を…」と言い出して驚く。娘はその体で礼をしようというのである。死んだ妹の面影のある娘にとてもそんなことはできない姫四郎だが、浪人はその気になってしまう。しかも、「この娘と添い遂げたい」と言い出すのだった。身を投げ出してまでふたりに助けを求める娘には、桑名の貸し元である病床の父(小松方正)を助けてほしいという願いがあった。姫四郎と浪人は桑名に向かうが、その父こそ、浪人が長年捜し求めた仇討ちの相手だった。
 名医の息子で、一家惨殺という悲劇に見舞われた姫四郎。右手には数珠が巻かれている。時にはその右手で外科手術までして人を生かすが、逆に左手で持った剣では人を殺すこともある。善と悪、生と死。原作は「木枯し紋次郎」で渡世人の非情な世界を描いた笹沢左保。貧農の生まれの紋次郎と名医の家の出である姫四郎。その違いも面白い。
 姫四郎の活躍もすごいが、岡田奈々の清楚にして積極的なお色気はなかなか。あの大きな瞳で迫られて、谷隼人浪人もついフラフラと…。男と女の悲しい運命を描くのも、笹沢作品の味のひとつ。異色の股旅時代劇。 ( 書き下ろし )

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