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「ラストサムライ」に続いて、「バットマンビギンズ」でも、強烈な存在感を示し、いまや堂々のハリウッド俳優となった渡辺謙。米国では、眉間にしわを寄せたシビアな顔のイメージになりつつあるが、その内に秘めたコメディセンスが光った出演作といえば、ご存知「御家人斬九郎」シリーズであった。 名門の家柄だが、無役で微禄の最下級の御家人・松平残九郎(渡辺)。九男で跡取りなのに、ひまを持て余していつもフラフラ。大食漢の母(岸田今日子)に「ええい、成敗してくれる!」となぎなたを振り回されて、仕方なく片手業(バイト)に精を出す。そのバイトとは、罪人の斬首なのだった。そんなバイトの金を「ほほほ」と笑いつつ、すっかり巻き上げる母上。すさまじい親子である。 その人気シリーズも28日でいよいよ最終回。残九郎の兄、姉らは大奥や他家に養子に行ったりしているが、そのうちのひとりが理不尽な事件に巻き込まれた。斬九郎は、負けを承知で単身、敵集団に斬りこんでいく。さすがの母も「死ぬには順番がある。私が先じゃ」と深刻な表情。雪の中、斬九郎を案じて、美人芸者、蔦吉(若村麻由美)が走る…。 渡辺謙自らが監督した最終回。映像懲りすぎ!音楽泣かせすぎ!監督のこのシリーズへの思いがすべて込められた濃厚なひとときをお楽しみに。 ( 書き下ろし ) |
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