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ご存知、盲目の侠客座頭市が、旅の途中、さまざまな事件に巻き込まれ、鮮やかな仕込み杖の立ち回りを見せる人気シリーズ。 今回はその勝に見込まれた大型新人・松平健のデビュー作「心中あいや節」がオンエアされる。 そもそも石原裕次郎にあこがれて、アポなしで裕次郎宅を訪問した若き日の松平健。(ということは、石原軍団に加入していた可能性のあったわけだ)が、あいにくの不在と、自分の演技の基礎を磨くため、劇団で修行を積む。その公演を偶然見ていた裕次郎の親友・勝新太郎が、「あの目がいい。京都に来い」と引っ張っていかれたのが運命の始まりであった。 しかし、京都に行ったものの仕事がすぐに決まるわけでもなく、ひたすら勝の傍らにいる毎日。私は、当時の松平健御用達の宿に宿泊したことがある。太秦の撮影所のすぐご近所、新人俳優が今も多く宿泊するその宿は、名物おばちゃんに切り盛りされていて、とっても家庭的。朝食時など、「しっかり食べないと芝居ができないよ!」などと励ましの声も聞こえたりする。もちろん、今も宿をあげて熱烈松平健ファンである。 突如、決まったという「座頭市」デビュー。浅丘ルリ子という最高の相手役は、師匠の心づくしに違いない。「暴れん坊将軍」など明るい役の多い松平健の哀愁漂う若者ぶりに注目。 |
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