粋な旅人・江戸三味線堀の又三郎(中村賀津雄・現嘉葎雄)は、実は跡目相続問題が勃発している尾張藩に潜入することを命じられた公儀隠密・神尾源之助。一方、又三郎と道連れになったヒゲの弥吉(大辻伺郎)も、実は又三郎の潜入を阻止するために放たれた尾張藩の刺客・大庭隼人だった。お互い裏の顔を持つものの、ふたりはその事実に気づかない、それどころか、妙に気が合い、旅先で悪人たちをやっつけたりする。痛快な道中を続けていた。しかし、いよいよ尾張は目の前。跡目を巡って、悪人たちが暗躍する中、目の前に現れたお殿様は、なんと又三郎にうりふたつ!! 「あつちの源さんはすこぶる強い。こっちの源さんはすこぶる弱い」って、のんきなことを言ってるき場合じゃない。そこで時代劇のお約束、ふたりは入れ替わって大活躍?しかし、弥吉の立場は…。「隠密剣士」の船床定男が演出に参加。忍者、剣術使い、爆発事件も起こって最終回は大混乱!
ユニークなのは、又三郎のキャラクター。得意技が剣術と手品って。中村賀津雄は、男っぽさと人懐っこさが同居する旅人を好演した。また、相棒の大辻伺郎は、個性的な風貌を活かして60年代を中心に活躍した俳優。映画「銭形平次」で大川橋蔵親分の手下・八五郎、テレビ「仮面の忍者赤影」では木下藤吉郎などを熱演。72年には第一回ベストドレッサー賞も受賞している。
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