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幕末。井伊大老暗殺、異人館の焼き討ち事件など、幕府の権威は地に落ち、尊皇攘夷派の活動は次第に活発化していた。中でも京都での動きは、幕府にとって頭痛の種。そこで老中・板倉周防守は、清河八郎の浪士隊結成の進言を受け入れ、隊士の募集を始める。メンバーの中には武州多摩の近藤勇(舟橋元)、土方歳三(栗塚旭)、沖田総司(島田順司)の姿もあった。しかし、京都に着くなり、隊は解散の危機に。やがて力をつけて近藤らは、「新選組」として、京都のみか全国に名前をとどろかせていく。 モノクロの画面。土方の渋いナレーション。池田屋騒動の場面では、取り壊しの決まった京都の本物の町屋を破壊しながら撮影するなど、リアルな立ち回りも評判になった名作。当初は映像化に難色を示していた原作者・司馬遼太郎も納得した作品だった。 主役である栗塚旭は、この作品で「土方といえばこの人」と人気を得る。後に同じ司馬作品「燃えよ剣」でも、土方役で主演。ただし、ご本人は、土方の低音・渋めのキャラクターとは違い、かなり明るい方なのだ。「血風録」の現場では二歳違いの島田と仲がよく、「徹夜あり休みなし」という過酷な撮影を励ましあいつつ、乗り越えたという。その栗塚さんは、現在もテレビ・映画で活躍中。京都在住で、撮影所にも健康のために自転車出勤することもしばしばだとか。 |
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