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どこから来て、どこへ行くのか。気ままな旅を続ける素浪人“春夏秋冬”が、さまざまな事件に出会う長編シリーズ。第二弾として制作された「暁の死闘」は、いきなり緊迫したシーンから始まる。 峠の茶屋で春夏秋冬が休んでいると、目の前で武家の一行が襲撃される。駕籠に乗っていた少年は、地元笠間藩の若様・菊千代。侍たちが次々と倒れる中、必死に若様を守ったのは、ひとりの中間(泉谷しげる)だった。春夏秋冬の助けもあり、敵は去ったが、若様は行方不明に。行列を襲ったのは、笠間藩乗っ取りをたくらみ、次男の竹丸を擁立する一派だった。竹丸派は卑劣にも中間を拷問にかけ、以来、彼は正気を失い、こどもたちにもバカにされながら、街道をさまよう。疑い深い竹丸派は、さらに中間の母(千石規子)をはりつけにして、菊千代の居所を探るが…。 若様を守るために命をかける泉谷しげる、息子を信じてがんばる母・千石規子の迫力には思わずぐっとくる。笠間藩七万石のお家騒動の背後に、藩取り潰しを狙う公儀の動きを察知した春夏秋冬は、純粋な母子、けなげな菊千代の命を狙う連中が許せない。 三船といえば、荒野。今回も荒野の処刑場が重要な現場に。強気なばば(千石)に口では勝てない場面など、三船敏郎の“素浪人”には欠かせないシーンも多数用意されている。 |
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