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ペリーのちょんまげ

『天を斬る』栗塚旭・島田順司・左右田一平の極秘捜査 人の心を大切にする結束脚本が光る。
(てんをきる) 出演:栗塚旭/島田順司/左右田一平/小田部通麿/西田良/香月涼二 ほか 1969年
掲載日2007年07月12日
  幕末動乱の京都。幕府の密命を受けた江戸講武所頭取の牟礼重蔵(栗塚旭)、京都西町奉行所与力の権田半兵衛(左右田一平)、京都東町奉行所の桜井四郎(島田順司)。彼らの仕事は京に潜む不逞の輩の探索、取り締まりだが、幕府の命令を公に出さないのが条件だった。三人は、京都無宿の浪人に身をやつし、女好きで謹慎中の京都西町奉行所同心・大沢孫兵衛(香月涼二)、大工棟梁の万五郎(小田部通麿)、百太郎(多くの時代劇で悪役を演じている西田良。若い!)と協力して、京の闇にうごめく悪を追い詰める。
 栗塚・左右田・島田はご存知、「新選組血風録」で人気を得た三人組。ここでは、初めて「幕府直属」として活躍することになる。もっとも、栗塚さんご本人は、「それまで武士になりたいと願った新選組や浪人などを演じてきたので、もともと幕府側である人間を演じるのには少し戸惑いがあった」と語っている。
 三人とその協力メンバーがずらりと並ぶと、いかにも「男のドラマ」。「血風録」でもキレのいい脚本を書いた結束信二のオリジナル世界だが、大きな特徴は、ただ男たちが戦うだけでなく、その妻や娘、奉公する女中など周囲の女性たちの心も大切にしていること。
時代のうねりの中で、「俺たちは正しいことをしているのか」重蔵の問いかけがドラマを深くする。 ( 書き下ろし )

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