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徳川十代将軍家治の治世。政治の実権を握っていたのは、老中・田沼意次(三国連太郎)だった。ワイロ政治が横行し、さらに意次の息子・意知(原田大二郎)が若年寄になって、権力を欲しいままにする。彼らの悪政を阻止するため、奥州白河藩主・松平定信(沖雅也)の公用人・兼子八郎衛門(尾上松緑)は、密かに三人の男女と一匹の犬を招集する。 田沼一派と対決することになったのは、長屋に住む剣の達人・鳥飼新次郎(天知茂)、火薬と仕込み槍を遣う按摩の安斉(山城新伍)、忍び込みなどを担当する金魚売りのテツ(三浦浩一)、表の顔は小唄の師匠だが、武田流の女忍者・渚(坂口良子)、そして隠密犬・火山だった。悪の証拠をつかむため、潜入、変装なんでもアリの四人と一匹。天井から毒薬をたらしたり、悪人の口に爆薬を入れた爆発させるなど朝飯前。「死んだはずの殿が生き返った」と驚く悪人たちを精巧に作った「ニセ顔」をベリベリとはがして、「今の世の中、真っ暗闇」と啖呵を切ることも。これこそ、天知茂の「明智小五郎」の得意技! 夜10時台に放送されただけに、タイトルも「女体に響くオルゴール」など、アダルトムード。お色気シーンを山城新伍が担当するのは珍しくないが、原田大二郎が女好きの悪役というのは珍しい。純粋日本犬で天然記念物の甲斐犬・火山の活躍にも注目。 ( 書き下ろし ) |
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