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七年前、突然出奔した田村菊太郎(内藤剛志)は、親友の源十郎(渡辺徹)が営む公事宿「鯉屋」の居候として、のんきな毎日を送っていた。もともと京都東町奉行所同心組頭の家に生まれながら、妾腹である自分よりも正妻の子である弟に家督を継がせようとした家出であったが、どうやら、のんき生活が気に入っている様子。しかし、江戸時代の弁護士事務所ともいえる公事宿に持ち込まれる争いごとや弟の探索を手伝ううちに、事件解決に手を貸す菊太郎なのである。 頭も切れて腕もたつ。人の痛みもわかる菊太郎にはただの二枚目より一枚上手の男っぽさがある。女でひとつで娘を育てる恋人お信(南果歩)との静かな愛や飄々とした父(田中邦衛)とのやりとりもなかなかに面白い。 毎回ゲストも豪華で、パート2の第五回では、さる大物俳優がカメオ出演。よーく観ると「おや」と発見があるはずなので、お見逃しなく。 私は内藤剛志ご本人に「菊太郎って、不思議な存在でなんだか夢の中の人物みたいでしょ?菊太郎はいつも老猫お百をひざに抱いて、座敷と縁側の境目の敷居に座ってる。これは現世とあの世の境目みたいなもので、本当に菊太郎ってこの世にいたのか?という雰囲気を出しているんです」確かにつかみどころもなく、でも、人を幸せにする菊太郎には不思議さがある。その辺りもしっかり味わいたい。 ⇒『はんなり菊太郎2−京・公事宿事件帳−』放送スケジュール ( 書き下ろし ) |
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