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ペリーのちょんまげ

『花の生涯』豪華出演陣による元祖NHK大河ドラマ
映画スター佐田啓二テレビ初出演も話題に。

(はなのしょうがい) 出演:尾上松緑/佐田啓二/淡島千景 ほか 1963年
掲載日2007年11月08日
  昭和38年(1963)スタートしたNHK大河ドラマ第一弾。放送期間はこの作品のみ、4月から年末までであった。尾上松緑はじめ豪華キャスト、若い女性に大人気の佐田啓二がテレビ初出演ということでも注目を集め、最高視聴率32.3パーセントを記録した作品。現存するのは、この一話のみ。
 黒船来航により、国論が開国か攘夷かと、騒然となった安政元年(1854)。後に大老となる彦根藩の井伊直弼(尾上松緑)は、政治の前線に立つどころか、藩主の14番目の庶子として捨扶持を与えられ、「一生埋もれ木」と称し、世捨て人のような暮らしをしていた。口癖は「わしは政治は大嫌い」そんな直弼宅に、国学を学ぶ浪人・長野主馬(佐田啓二)が訪ねてくる。直弼と主馬を引き合わせたのは、医師・三浦北庵(下条正巳)だった。
 しかし、主馬には頭から離れない約束が。実は直弼宅に来る途中、不逞の者を厳しく取り締まる常備隊に目をつけられたのを、三味線の師匠・村山たか(淡島千景)の機転で助けられたのだ。遊女に三味線を教えるたかとの再会の約束を果たした主馬は、心を通わせる。しかし、そこにも常備隊が押し寄せ、たかは身を呈して彼を隠すが…。「芸を売って身を立てておりますが、身も心も売ったりはいたしませぬ」たかのきっぱりしたセリフが凛々しい。小沢栄太郎の語りも重厚に響く。

⇒『花の生涯』放送スケジュール ( 書き下ろし )

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