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大坂冬の陣、夏の陣と活躍した大久保彦左衛門(古川緑波)は、徳川幕府が安泰し、竹千代こと家光(長谷川一夫)が将軍になることをひたすら祈っていた。しかし、幕府上層部には反対も多かった。そんなとき、「しばらく!!」と彦左が天下のご意見番として登場。自分の意見が通らないとみるや「では、神君のもとへ」といきなり切腹しようとする彦左衛門。その押しもあって、家光は無事に将軍となり、りっぱに成長をとげる。 しかし、彦左には、自分の力がいらないほどになった家光を見て、淋しいのも事実。「上出来でござります。上出来じゃ」「名君におなりあそばせよ…」とひとりとぼとぼ廊下を去って行く彦左の姿には胸を打たれる。 そんなとき、日光東照宮が完成し、家光は参拝することに。途中、宇都宮城に滞在かることになったが、そこには恐ろしい陰謀が。 有名な「宇都宮吊天井事件」を描きつつも、そこはマキノ監督。日劇ダンサーチームの華やかな踊りや、長谷川一夫のふた役と悲しみの舞シーンなど娯楽的要素もたっぷり。宇都宮城の豪華なセットには、映画全盛期ならではの貫禄さえ感じられる。 「天下の一大事がそうそうあってたまるか!」頑固な彦左衛門と「じいが死んだら、この家光は誰に孝行すればよいのじゃ」という家光の優しさが心に残る。 ⇒『家光と彦左』放送スケジュール ( 書き下ろし ) |
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