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ペリーのちょんまげ

『阿波の踊子』
阿波を舞台にした男の豪快な復讐劇。
可憐な高峰秀子も活躍。

(あわのおどりこ) 出演:長谷川一夫/黒川弥太郎/入江たか子/高峰秀子/月田一郎/清水金一/鳥羽陽之助 ほか 1941年
掲載日2008年02月15日
  阿波・徳島。この地では、毎年阿波踊りの日が近づくと、あるウワサが流れていた。それは、七年前、家老広幡平左衛門の陰謀で、無実の罪を着せられて阿波踊り当日に処刑された廻船問屋の十郎兵衛(清川荘司)の弟が、復讐に戻ってくるといものだった。そして、ついにその日が。船宿に怪しげな男たちが泊まり、十郎兵衛の許婚者だった豪農の娘も戻ってくる。ある夜、平左衛門の屋敷の門に「十郎兵衛不日参上」という張り紙が。復讐の男(長谷川一夫)は兄の汚名を晴らすため、海賊になり、いよいよ行動を起こす。決めセリフは「七年前の踊りの晩を覚えていますか」
 浄瑠璃で知られる「阿波の鳴門」に監督がヒントを得たという作品。長谷川一夫のまっすぐな二枚目ぶりと、ひたすら男を思う許婚者・入江たか子の美しさ、船宿で男を応援する可憐な娘・高峰秀子のアイドル的な明るさ、髭先生こと黒川弥太郎の存在感もなかなか。「おーい、明日踊ろうぜ」という合言葉が飛び交い、クライマックスへと突き進む。
 公開は41年。戦争の暗雲が日本中を覆い、実際は、阿波踊りは中止されていたという。しかし、マキノ監督は地元に呼びかけ、徳島市と協力して盛大な踊りシーンを実現。監督の心意気が覗える作品といえる。
 同年生まれの監督と長谷川一夫だが、時代劇作品は五本のみで、本作はその二本目。

⇒『阿波の踊子』放送スケジュール ( 書き下ろし )

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