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いなせな旅人、いろはの伊四郎(鶴田浩二)が安宿でうどんをすすろうとしたとき、なんと天井からぽたれぽたりと鮮血が。 「薬味にしちゃ赤すぎる」 と二階へ上がってみれば、そこには侍が事切れていた。横には、曰くありげな娘お才(美空ひばり)が。そこに飛び込んできたのが、斬られた侍の同僚・笠松(小堀明男)。笠松は伊四郎を下手人と勘違い。勤王志士を追う岡っ引きらと、お才を狙う源太郎一家。追いつ追われつの最中、伊四郎は、二度と抜くまいと誓った刀に手をかける。どうする伊四郎!? 「あっしは悪いせがれなんですよ」 伊四郎は思わず本音をもらす。 原作は長谷川伸の「蹴手繰り音頭」。映画では6年ぶり、時代劇では初顔合わせとなった美空ひばりと鶴田浩二が息の合ったところを見せる。ひばりは鳥追い姿で流しをするなど、得意の歌と七変化で大サービス。オリジナル曲「おしどり喧嘩笠」「むすめ旅唄」も楽しげに響く。二大スターの貫禄とユーモアあふれる言葉のやりとりに、映画全盛期ならではの楽しさも感じられる。小堀明男の男気あふれる武士、伊四郎と入浴シーン(?)もある、どんぐり安の堺駿二の軽妙な演技にも味がある。 大詰め。別れ道にさしかかった伊四郎とお才は、このまま別れてしまうのか? 可愛いひばりの表情にも注目を。 ⇒『おしどり喧嘩笠』放送スケジュール ( 書き下ろし ) |
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