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世界で始めて全身麻酔による乳がん手術を成功させた江戸後期の名医・華岡青洲。しかし、その影には、彼を巡る壮絶な嫁姑バトルが繰り広げられていた。 代々医者として地域に慕われている華岡家。家を切り盛りする姑・於継(田中好子)は若々しく美貌の持ち主。その息子青洲(谷原章介)は二枚目で、彼の嫁になった加恵(和久井映見)は、幸せだった。が、やがて青洲の関心を得るために、嫁と姑が対立。青洲が麻酔薬の研究に没頭すると、於継と加恵は、「自分を実験台に」と申し出る。田中好子は、元アイドルキャンディーズの一員だったとは、とても思えぬ強烈な姑に。加恵に浴びせる冷凍目線には、恐ろしささえ感じる。一方、受けてたつ和久井映見もかなりのもの。このふたりに囲まれて、おろおろしたり、へらへらしている青洲は谷原章介にぴったりなイメージだ。 終盤、於継は亡くなり、加恵は実験のために失明。バトルは終息したかに見えたが、病に倒れた青洲の妹小陸(小田茜)の言葉はすさまじい。「恐ろしい。私はお母さはんと姉さんのことをよう見てましたのよし」「私の幸せは嫁にいかんかったことや」それでも、加恵は「私はここがええのやしてよし」と微笑む。小陸は「それは姉さんが勝ったからやわ」作家有吉佐和子ならではの視点で描かれる家族の物語。女のバトルに終わりはありません。 ⇒『華岡青洲の妻』放送スケジュール ( 書き下ろし ) |
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