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会津藩士・笹原伊三郎(三船敏郎)は、口うるさい妻すが(大塚道子)に閉口しながらも、実直に勤めに励んでいた。ある日、伊三郎は、上司から長男・与五郎(加藤剛)の妻に主君の側室おちの方(司葉子)を拝領せよと命じられて仰天する。大それたことと辞退するが、藩は半ば強引にことをすすめ、また、与五郎もおいちを迎えると言い出し、おいちは笹原家に入る。しかし、うわさでは、おいちは殿に殴りかかるという騒ぎを起こしたという。何かとおいちに辛くあたるすがをかばいながら、ひとり娘をも生まれて仲むつまじい夫婦となった与五郎らを見守る伊三郎。ところが、おいちの産んだ藩主の子が世継ぎになったことから、再びおいちは城へ上がるように命じられる。 「生木を裂く」と理不尽な藩のやり方に怒る父子、命がけで決断をするいち。 小林正樹監督が封建的な武士の世界の非情を描き、ヴェネチア映画祭国際批評家連盟賞を受賞した作品。 伊三郎の親友・浅野帯刀(仲代達矢)は、事情をすべて知りながら、藩との間に入り、苦悩する。また、手伝いに入った娘(市原悦子)が、武士の家に降りかかった悲劇を見つめる語り部のような存在として光っている。 なお、加藤剛は後年、テレビ長編で伊三郎役を演じ、本チャンネルでも放送されている。 ⇒『上意討ち 拝領妻始末』放送スケジュール ( 書き下ろし ) |
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