【鬼平犯科帳6】
おにへいはんかちょう6
第7話 「のっそり医者」
(C)松竹
第4話『浮世の顔(うきよのかお)』 ゲスト:高原駿雄/五味龍太郎/津島令子 ほか 板橋に近い滝野川村で、佐々木典十郎という武士と盗賊・藪塚の権太郎の死体が発見された。権太郎が兇賊・神取の為右衛門(五味龍太郎)一味に加わろうとしていたことをつきとめた平蔵は、さっそく板橋周辺に網を張るが、時遅く神取一味は逃げてしまう。それから半年、一人板橋で見張りを続けていた彦十は五郎蔵の協力で、やっと一味の手がかりをつかむ…。 久々に猫どのが登場して、同心たちに"柱めし"の講釈をしている。佐々木典十郎に犯されそうになった村娘・およしに、そのときの状況を聞く場面での平蔵の、少女に対する優しさが良い。
第5話『墨斗の孫八(すみつぼのまごはち)』 ゲスト:内藤武敏/宮口二郎/崎津隆介 ほか おまさはある日、久しぶりに本格派盗賊・墨斗の孫八(内藤武敏)と再会する。孫八は幼い息子のために最後の大仕事を計画していて、おまさと伊三次は助働きを頼まれた。奇妙な出会いから、平蔵も孫八一味に加わることになり、押し込みは決行されるのだが…。 子供の頃に肉親をすべて病気で失い、常に、自分も発病するのではないかという恐怖に脅える孫八。その彼が自らの姿を枯れた菊に重ねる。友情で結ばれた孫八の死期を、自分のいたずら心から早めてしまったのではないかと悔やむラストの平蔵が感慨深い。
第6話『はさみ撃ち(はさみうち)』 ゲスト:中村嘉葎雄/松田美由紀/垂水悟郎 ほか かつて中国、九州あたりで知られた本格派の盗賊・猿皮の小兵衛(中村嘉葎雄)。今は引退し、江戸で薬種問屋を営みながら余生を送る彼の、年若い妻・おもん(松田美由紀)に間男ができた。この男は、針ヶ谷の友蔵という盗賊で、相棒の七之助とともに小兵衛の店へと押し込むつもりである。が、小兵衛はとっくに友蔵の正体を見破り、七之助は何も知らずに、彦十を介して平蔵たちを盗みの助ばたらきに雇ってしまう。 小兵衛を演じる中村嘉葎雄が巧演。おもんと友蔵の情事を、夜にひっそりと覗いている姿や、最後の、平蔵とのお白洲でやりとりなど、何ともいえないユーモアが全編に漂っている好編である。
第7話『のっそり医者(のっそりいしゃ)』 ゲスト:宍戸錠/高橋貴代子/遠藤憲一 ほか 忠吾が、役宅で預かっている身寄りのない娘・およしの奉公先を探してきた。奉公先は荻原宗順というやもめ暮らしの医者で、およしと宗順はひと目見て互いに打ち解けた。しばらくして、およしが役宅へとやって来た。どうも宗順の身辺を嗅ぎまわる男たちがいるらしい。平蔵は、宗順の過去を洗い始めるが…。 宍戸錠が煎餅で冷酒を飲むのが好きだという気さくな医者・宗順を肩の力を抜いた演技で好演。また、久栄の母親にも似た、およしへの気づかい方も素敵な一篇。
出演
中村吉右衛門/多岐川裕美/高橋悦史/尾美としのり/梶芽衣子/江戸家猫八/三浦浩一 ほか
ゲスト出演
宍戸錠/高橋貴代子/遠藤憲一 ほか
原作
池波正太郎
放送・制作年
1995年
上映時間
47分
カラー
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作品種類
テレビシリーズ 全11話
2008年05月25日(日)
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