山本周五郎の短編『人情裏長屋』を原作とした人情時代劇。高橋英樹といえばなんといっても『桃太郎侍』であるが、それとはまるで正反対のキャラクターを演じている。信兵衛は、啖呵を切ることもなければ、豪快な殺陣もなく、道場破りも恨みを残さないよう、わざとギリギリで負けて上手く金を得たりするなど、人情味溢れる信兵衛からは、高橋の新たな一面が見られ、また柳沢真一、大宮敏充といった喜劇陣を中心とした長屋住人との絡みも楽しいものとなっている。なお第1&2話の脚本を手掛けたのは『北の国から』の倉本聰で、ホームドラマに定評のある倉本の手腕が遺憾なく発揮され、シリーズのフォーマットを確立した。
(※)エピソードタイトルに現代においては不適切と思われる表現がありますが、製作当時の時代背景や、原作者、製作者の意図等を勘案し、オリジナルのまま掲載いたしました。 |