| 「あっしには関わりのねえことでござんす・・・」の名セリフと共に一世を風靡し、「市川崑劇場」と銘打った市川崑イズム満載の傑作テレビ時代劇。監修として市川崑が招かれ、自身、第1〜3話と最終回(18話)の計4本を演出し、シリーズの基本ラインを敷いた。既成の時代劇の価値観を覆す斬新な設定やビジュアルなど、その魅力はとても語り尽くせない。また撮影は大映京都撮影所で行われ、優秀な大映技術陣がクオリティの高い映像を作り上げた。木枯し紋次郎のキャラクターは、人間不信に徹したニヒリスト。明日に目的を持たず、ひたすらに急ぎ旅を続ける男だ。三度笠は破れ、衣服もボロボロ。それまでのイキな旅烏とは一線を画す、リアルな泥臭さが漂っている。また、毎回豪華なゲストが出演するのも魅力である。 |