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大衆文学の巨匠にして“股旅”の生みの親・長谷川伸。
日本人の情感の根源を、見捨てられた者たちの義理・人情の中に見た長谷川伸原作の世界。
「沓掛時次郎」「関の弥太ッぺ」「瞼の母」など、合計30タイトル特集放送!
4、5月の時代劇専門チャンネルは、「土曜時代劇プレミアム」「市川雷蔵 時代劇全仕事」「10作品・連続アワー」を通して、徹底的に長谷川伸の義理・人情の世界を特集!数ある長谷川伸作品(戯曲・小説)の中から、全30タイトルを放送します!
4月、「土曜時代劇プレミアム」では、松本幸四郎(松本白鸚)主演『荒木又右衛門』、長谷川一夫主演『疵千両』など、“仇討ち物”を中心に映画を4作品放送。そして「市川雷蔵 時代劇全仕事」では『中山七里』など股旅映画3作品を放送します。
5月、「10作品・連続アワー」では『長谷川伸シリーズ』を放送。『沓掛時次郎』『関の弥太ッぺ』『瞼の母』『一本刀土俵入り』など長谷川伸の代表作を、片岡千恵蔵・萬屋錦之介など往年の大スターたちが熱演。
長谷川伸による、30通りの義理・人情の世界。たっぷりとお楽しみください!
長谷川伸(1884年―1963年)は大正から昭和にかけて活躍した劇作家・小説家であり、大衆文学界の巨匠。今ではその作品を書店で購入するのも難しい長谷川伸だが、実は彼が文学界・映画界・演劇界に残した功績は計り知れないものがある。その生涯で書き上げた小説は500作品以上。戯曲は150作品以上。彼が主宰していた“新鷹会”という文学学校の門下生には、池波正太郎・村上元三・山手樹一郎・山岡荘八・平岩弓枝ら、そうそうたる時代小説家が名を連ねている。また彼はその原作が映画化された本数のおそらく最も多い作家であり、その数は150作品以上にものぼる。衣笠貞之助・稲垣浩・マキノ雅弘・加藤泰・山下耕作などの名監督たちが長谷川作品の映画化に挑戦してきた。
明治生まれの庶民階級出身であり、幼少時から苦労して育った長谷川作品の主題は、封建的世界の中で懸命に生きる人々の義理・人情・意地を描くことである。
その主題が最も端的に現れたものが、いわゆる“股旅物”だろう。“股旅”とは“旅から旅を股にかける”という意味の長谷川伸の造語であり、“股旅物”とは、やくざや流れ者が、いわゆる一宿一飯の義理に従って人を殺めたりしつつも不器用ながら懸命に生きる姿や、彼らに関わる女性や子どもなど社会的弱者の悲哀を描く物語である。『沓掛時次郎』『瞼の母』など、長谷川作品の“股旅物”は、戦前から戦後にかけて、舞台・映画において盛んに作品化されたし、長谷川以降の作家も『次郎長三国志』『木枯し紋次郎』など、“股旅物”の系譜に連なる作品を描きヒットを飛ばした。
そしてもう一つ、長谷川伸を語る上で忘れてならないのが“仇討ち物”だ。“股旅物”に比べると映像化された数は少ないが、長谷川は、“股旅物”と同時に“仇討ち物”も盛んに発表し続けた作家なのである。長谷川伸における“仇討ち物”には、封建的義理から、そうせざるを得なくて敵を討つという悲哀が漂う。討つ者も討たれる者も一生懸命に、義理を通し、人情に揺れ、意地を通して生きているのだ、と言わんばかりに。
日本人の情感の根源を、見捨てられた者たちの義理・人情の中に見た長谷川伸。戦前・戦後の日本が貧しかった時代、庶民の圧倒的な支持を得た長谷川伸だが、70年代以降はその原作の映像化が殆どされておらず、映画に至っては1本も製作されていない。その理由はなぜなのか?そういうことも考えながらご覧頂きたい。
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【土曜時代劇プレミアム】
(C)1955 松竹株式会社 |
【放送日】4月5日(土)よる9時 リピート:4月13日(日)ひる1時 ほか
| 「荒木又右衛門」 |
(1955年:モノクロ映画)★チャンネル初! |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監督 |
堀内真直 |
| 出演 |
松本幸四郎(松本白鸚)/山田五十鈴/大谷友右衛門/七浦弘子/大木実/島崎雪子/小沢栄/香川良介 ほか |
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(C)角川映画
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【放送日】
4月12日(土)よる9時 リピート:4月20日(日)ひる1時 ほか
| 「疵千両」 |
(1960年:モノクロ映画) |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監督 |
田中徳三 |
| 出演 |
長谷川一夫/香川京子/弓恵子/小林勝彦/河津清三郎/清水元/伊達三郎/嵐三右衛門 ほか |
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(C)東宝
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【放送日】
4月19日(土)よる9時 リピート:4月27日(日)ひる1時 ほか
| 「おしどり喧嘩笠」 |
(1957年:モノクロ映画) |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監督 |
萩原遼 |
| 出演 |
美空ひばり/鶴田浩二/小堀明男/北川町子/堺駿二/山茶花究/富田仲次郎/海江田譲二 ほか |
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(C)東宝
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【放送日】
4月26日(土)よる9時 リピート:5月4日(日)ひる12時(予定) ほか
| 「旅路」 |
(1955年:モノクロ映画)★チャンネル初! |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監督 |
萩原遼 |
| 出演 |
美空ひばり/鶴田浩二/小堀明男/北川町子/堺駿二/山茶花究/富田仲次郎/海江田譲二 ほか |
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【市川雷蔵 時代劇全仕事】
(C)角川映画
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【放送日】
4月13日(日)よる9時 リピート:4月20日(日)あさ7時
| 「沓掛時次郎」 |
(1961年:映画)★チャンネル初! |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監督 |
池広一夫 |
| 出演 |
市川雷蔵/新珠三千代/杉村春子/島田竜三/青木しげる/稲葉義男/志村喬/橋幸夫 ほか |
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(C)角川映画
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【放送日】
4月20日(日)よる9時 リピート:4月27日(日)あさ7時
| 「鯉名の銀平」 |
(1961年:映画)★チャンネル初! |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監督 |
田中徳三 |
| 出演 |
市川雷蔵/中村玉緒/成田純一郎/大辻伺郎/安部徹/石黒達也/香川良介/名和宏 ほか |
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(C)角川映画
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【放送日】
4月27日(日)よる9時 リピート:5月4日(日)あさ7時
| 「中山七里」 |
(1962年:モノクロ映画) |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監督 |
池広一夫 |
| 出演 |
市川雷蔵/中村玉緒/大瀬康一/柳永二郎/杉田康/富田仲次郎/沢村宗之助/近江輝子 ほか |
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【10作品連続アワー】
第1・2話「沓掛時次郎」鶴田浩二 |
【放送日】5月放送
| 「長谷川伸シリーズ」 |
(1972年〜1973年:全30話:オムニバス作品) |
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| 原作 |
長谷川伸 |
| 監修 |
村上元三 |
| 企画 |
マキノ雅弘 |
| 監督 |
山下耕作/稲垣浩/マキノ雅弘/安田公義/工藤栄一 ほか |
| サブタイトルと主演 |
第1・2話「沓掛時次郎」鶴田浩二
第3話「雪の渡り鳥」杉良太郎/
第4話「中山七里」
竹脇無我/
第5話「町のいれず
者」近藤正臣
第6・7話「一本刀土俵入」勝新太郎
第8話「江戸の巾着切り」
長門裕之
第9話「人斬り伊太郎」丹波哲郎
第10話「旅の風来坊」片岡千恵蔵
第11話「三ツ角段平」天知茂
第12話「頼まれ多九蔵」若山富三郎
第13話「旅の馬鹿安」北島三郎
第14話「江戸の花和尚」植木等
第15・16話「関の弥太ッぺ」萬屋錦之介
第17話「越後獅子祭」森進一
第18・19話「暗闇の丑松」長谷川一夫
第20話「髭題目の政」菅原文太
第21話「獄門お蝶」江波杏子
第22話「抱き寝の長脇差」渡哲也
第23話「たった一人の女」山口崇
第24話「刺青奇偶」菅原文太
第25話「道中女仁義」美空ひばり
第26話「直八子供旅」萬屋錦之介
第27話「殴られた石松」松方弘樹
第28話「瞼の母」高橋英樹
第29話「蝙蝠安」若山富三郎
第30話「六車の額太郎」林与一 ほか |
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※企画名の「30通り」の内訳について
「長谷川伸シリーズ」は、26作品(前後編ものが4作品)。
「土曜時代劇プレミアム」は、4作品。
「市川雷蔵 時代劇全仕事」3作品は、全て「長谷川伸シリーズ」の中に同タイトル作品が存在するため、計、30通りとした。