藤沢周平新ドラマシリーズ三屋清左衛門残日録

藤沢周平®

隠居なれど悔るなかれ。

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「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」——清左衛門の日常は続いていく。

前作「三屋清左衛門残日録」

隠居した藩主用人の終わりなき事件簿

東北の小藩で用人を務めた三屋清左衛門は、仕えた藩主の死去とともに職を辞し、息子に家督を譲って隠居生活を始める。
悠々自適な日々を思い描いていたものの、実際には得も知れぬ空白感に襲われる。清左衛門は、それを埋めるべく日記「残日録」を記すことにする。
しかし、寂寥の思いも束の間、清左衛門の元には様々な事件が持ち込まれ、解決に奔走する。親友の町奉行・佐伯熊太をはじめ、息子の嫁・里江や小料理屋「涌井」の女将たちと関わりながら〝隠居の身〟を実感する一方で、いつしか藩を二分する政争にも巻き込まれてゆくのであった。
2016年2月にBSフジで放送され好評を博した本作。この度、豪華キャスト・スタッフが再び集結し、待望の完結篇が完成しました。

「三屋清左衛門残日録 完結篇」

幼き頃からの友との再会料理屋の女将みさとの仄かな恋路そしてお家騒動の結末は…

隠居生活にも慣れ、日々の暮らしを楽しみはじめた清左衛門のもとに、ある日、幼き頃からの友・大塚平八が訪ねてくる。大汗をかきながら家老への仲介を願う平八の頼みを快諾するが、そこには平八の一世一代の大勝負がかかっていた。さらにもう一人、今は〝零落〟してしまった旧友、金井奥之助と偶然に再会する。
自らの不遇を嘆くばかりの奥之助から磯釣りに誘われ、出掛けていくのだが、そこで予期せぬ出来事が起こり… 。清左衛門と町奉行の佐伯が足しげく通う小料理屋の「涌井」。女手一つで店を切り盛りする女将のみさのところへ、かつての情夫が金をせびりに現れた。その窮地を救った清左衛門に、これまでの人生を問わず語りに話すみさ。
次第にふたりの心の距離は縮まっていくのだった。そんな中、江戸で現藩主の弟・石見守が急死したとの報が届く。きな臭さを感じ取る清左衛門のもとを、程なく用人の船越喜四郎が訪れた。藩政を牛耳る朝田派の所業を糾弾する手助けを頼まれた清左衛門は、船越とともに筆頭家老・朝田弓之助と対峙して…。
老いと孤独という現実に向き合いながら、日々を真摯に生きようとする清左衛門。
「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」——清左衛門の日常は続いていく。

キャスト

スタッフ

  • 監督 井上昭

    1964 年、京都府出身。2002 年に監督デビュー後、映画「陽炎3」「大奥」などのほか、「必殺仕事人2009」(テレビ朝日系)、「妻は、くノ一」(NHK)、北大路欣也主演版「剣客商売」シリーズ(フジテレビ系)などテレビ時代劇も多数手掛けており、今後の時代劇界を担う注目の一人。

  • 脚本 金子成人

    サスペンス、ミステリーを中心としたテレビドラマを数多く手掛けるほか、「大江戸捜査網」(テレビ東京系)、「江戸の用心棒」(日本テレビ系)、「遠山の金さん」(テレビ朝日系)などの時代劇も担当。
    近作は2016年11月からのBS時代劇「子連れ信兵衛2」(NHK)。

  • 音楽 遠藤浩二

    1963年、兵庫県出身。国立音大大学院終了後、米国留学でコンピュータ音楽を学ぶ。
    クラシックとジャズを下地に持つ作曲家・編曲家として映画、テレビドラマ、CMに数多の作品を提供。
    代表作は映画「極道の妻たち・決着」、連続テレビ小説「芋たこなんきん」「子連れ信兵衛2」(NHK)ほか。

原作

原作者 藤沢周平 原作者 藤沢周平

写真提供:文藝春秋

  • 1927年、山形県黄金村(現鶴岡市)出身。山形師範学校(現山形大学)で文芸に親しみ、教員を経て、新聞記者時代に小説を書き始める。71年『溟くらい海』で第38回「オール讀物」新人賞、73年『暗殺の年輪』で直木賞を受賞。この後に本格的な作家生活に入り、武家もの、市井もの、実在の人物を題材とした歴史小説など、多彩なジャンルで秀作を発表。江戸の人々の哀歓とぬくもりを綿密かつ抒情的に描き出し、『三屋清左衛門残日録』『たそがれ清兵衛』『海鳴り』『風の果て』『よろずや平四郎活人剣』『用心棒日月抄』『蟬しぐれ』『橋ものがたり』ほか、文学史に残る名作を生み続けた。86年に『白き瓶小説 長塚節』で吉川英治文学賞、89年に菊池寛賞、94年に朝日賞、東京都文化賞を受賞。95年、紫綬褒章受章。97年1月逝去。

本ドラマ原作 「三屋清左衛門残日録」

  • 『別册 文藝春秋』一七二号から一八六号にわたって連載された連作長篇時代小説。東北のある小藩を舞台として、隠居生活に入った前藩主用人・三屋清左衛門が様々な事件に立ち向かう。老いゆく日々の出来事と胸の内を、深い味わいで描いた傑作。

  • 藤沢周平新ドラマシリーズ 特設サイト
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