スペシャルムービー


 歴ドルの小日向えりちゃんが『必殺』シリーズを初体験するこのコーナー。今回も『新 必殺仕置人』(放送終了済み)と放送中の『必殺仕事人III』の豪華(?)2本立て!! 新仕置人チームのアイドル・正ちゃん(火野正平)が活躍する「代役無用」(第17話/脚本:保利吉紀/監督:高坂光幸/77年5月13日初放送)と、同じく1980年代を代表する仕事人チームのアイドル・順ちゃん(演じるは元ジャニーズのホンモノアイドル・ひかる一平!!)初登場編にして『仕事人III』の第1話である「殺しを見たのは受験生」(脚本:吉田剛/監督:田中徳三/82年10月8日初放送)を観てもらいました。なお、えりちゃんの疑問にお答えしているのは『必殺』シリーズ愛好家の“必殺おじさん”です。

小日向えり プロフィール
'88年1月17日生まれ。歴史、特に戦国、幕末、三国志に造詣が深く、歴史アイドル=歴ドルとして活躍中。TV『スッキリ!!』などに出演。著書に「歴ドル小日向えりの恋する三国志」(青志社)や「イケメン幕末史」(PHP新書)がある
公式ブログは http://blog.livedoor.jp/erikohinata/


●正平 & おてい、連係プレーで友吉(桜木健一)の財布を見事にスッた!
※おていの着物を観て――
えり こういうボーダーの着物が欲しいんですよ。スリですか? この人は誰ですか?
必殺おじさん おていといって仕置人仲間の女スリですね。
えり 中尾ミエさんが演じてらしたんですね。(正八と友吉が牢屋に入れられたのを観て)なんで捕まっちゃったんですか?
必殺おじさん 市中で騒いでいたからですね。
えり え? それで!?
必殺おじさん 今でいう騒乱罪というやつですね。
えり (驚いて)それだけで捕まっちゃうんだ!! 騒いでると騒乱罪で捕まっちゃうんだ……。

●死体で発見されるご隠居(先代甲州屋主人/演・志摩靖彦)!
えり ご隠居!? ご隠居が殺されちゃった〜〜。(友吉を心配する正八を観て)正八だっけ? 正八優しい……。
※友吉を暗殺した殺し屋集団を観て――
えり 怖い〜〜。でも、中村主水とかと同じような闇の組織ですよね? お金をもらって人を殺す。
必殺おじさん そうです。
※寅の会の仕置の競りを観て――
えり オークションなのに、なんで値段が下がっていくんですか?
必殺おじさん 建設・土木業の入札制度と同じです。一番低い金額で請け負う業社に仕事を卸すんです。そうすれば親会社(元締)の手許により沢山のお金が残りますから。
えり なるほど。

●仕置スタート!
えり (念仏のシルエットを観て)あ、影が!?
※念仏の新背骨折りを観て――
えり アハハハハ!(爆笑) 一体何がどうなってるんですか?
必殺おじさん 背骨を外して折ったんです。この後の殺しも素晴らしいですよ。
※巳代松の竹鉄砲による仕置シーンを観て――
えり おお! 足で(鉄砲を)拾って……撃った! 鉄砲なんですね。
必殺おじさん 特製の竹鉄砲ですね。

●続いて『必殺仕事人III』がスタート!!
えり イキナリ! 殺しのシーンから!?(勇次の殺しを観て)三味線の弦でしたっけ?
※陰から仕置を目撃している順之助を観て――
えり 女の子?……エッ、男の子!? キレイ〜〜。可愛いカワイイ
必殺おじさん なにせジャニーズですからね(笑)。
※りつの不妊を嘆く中村家一堂――
えり でも、どっちが原因か分からないですよね? りつに原因があるのかもしれないし。
必殺おじさん 確かに……鋭い!(笑)
えり さっきまでの威厳はどこへやら。殺しのときに見せたあの表情は影も形もありませんね(笑)。

●生まれて初めてエレキテルを目にする仕事人一堂
えり 電気ショックってこと? 今までにない必殺道具ですね。
必殺おじさん 次の『仕事人IV』(83年)からは投石機に変わります。
えり 投石機!? なんか『三国志』の時代みたい。
※順之助の初陣――
えり へぇ〜〜、仲間に入ったんだ。それじゃあこのあとズッと出て来るんですか?
必殺おじさん そうです、これでレギュラー入りです。
※勇次の仕置シーン――
えり あゝ! 真っ直ぐ下がってましたね。グッとかいって。
※毎度お馴染み、中村家でのラストシーン――
えり アニメの(笑)……コミックアニメの音楽みたい(笑)。ギャグ漫画の終わり方ですね(笑)。

●今回の鑑賞を終えて……
えり 『新 仕置人』はこれこそ『必殺』の典型じゃないですか? まさに勧善懲悪。ドラマ的には、ストーリーが分かり易くて感情移入もし易くて、どんどん展開も早くてすごいのめり込んじゃいました。正平……ってすぐ言いそうになっちゃう(苦笑)。正八さんの友達想いのところがクローズアップされてて結構ジーンときました。親しみ易いし、哀愁も漂ってるし、だから雨にたたずむシーンとかすごい絵になってましたね。火野正平さんの歌も良かったです。歌詞の中に“風”という言葉が出てくるから、それを活かして強風の中での戦いにしたのかな? とか思ったり。雨とか風といった自然の演出がすごい素晴らしかったなぁ……と思いながら観ていました。

『仕事人III』は、お医者さんの息子の順之助がいろんな意味で存在感がありましたね。最初出て来たときは女の子だと思ったぐらい……可愛いなぁと。多分、今でもそうですけど、おぼっちゃまってボンボン特有のピュアさがあるじゃないですか? まさにその典型というか。仕事人達もちょっとすれてきてた心がおぼっちゃんと会って、ほだされるというか。多分、当時の視聴者もほだされるというか、癒されていたんじゃないかと。あとはエレキテル!(笑)『必殺』シリーズの中でもちゃんと科学が進歩してるんだなぁと、思いました(笑)。




トップへ戻る