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其の四 平成22年10月23日開催 日帰りツアー NHK大河ドラマ「徳川慶喜」〜新発見!水戸歩きで学ぶ幕末維新と偕楽園撮影ツアー〜

慶喜の生きた激動の幕末にタイムスリップ! 映画「桜田門外ノ変」オープンロケセット見学


絶賛公開中の映画「桜田門外ノ変」。その最大の山場となる大老・井伊直弼襲撃シーンを撮影した、日本最大級のオープンロケセットが、来年3月末まで千波湖畔に記念展示館として公開されています。この日は時代劇専門チャンネルのバスツアーのために、撮影に携わったスタッフの方が特別にガイドをしてくださいました。

谷田部智章氏 桜田門は、江戸城の内濠に作られた門のひとつ。実際の桜田門は国の重要文化財に指定されている。

桜田門は、江戸城の内濠に作られた門のひとつ。実際の桜田門は国の重要文化財に指定されている。

「みなさんがいま立っている所は、北大路欣也さんや伊武雅刀さん、大沢たかおさんのプレハブがあったところですよ。撮影の合間、暖をとるためにそこにいらっしゃったんです」という説明に、みなさん思わず「おおおー!」とうれしそうな顔。

事件当日の雪降る桜田門外を再現したセットや血糊のついた撮影小道具、歴史解説の展示などを見学するうち、皆さんの表情もだんだん深刻に。黒船来航で鎖国政策が大きく揺らいだ幕末の日本。開国か攘夷か・・・時代を分ける大きなうねりに呑み込まれ苦悩する慶喜公や井伊大老、そして命をかけて志を貫いた志士たち。そんな彼らに感情移入せずにはいられないぐらいリアルで見応えのあるセット見学でした。

桜田門外の変ロケセットギャラリー

「実際には桜田門と書いた板はありませんが、監督のリクエストで急遽板を探してつけたんです」。また、「黒い鉄に見えていますが、実は木材に塗装したものです」。

雪の正体は、白色大理石の粉。「昔は塩でしたが。今回は一握りだけ、井伊大老の首を置くところに使用しました。何トンも使用すると環境的によくないですから」。


屋根の上の雪の原料は、紙。「紙を洗濯してしまったらクチュクチュになっていますよね。あれに接着剤を混ぜて作るんです」。

襲撃現場。「本当に雪が降る中、深夜2時3時に血糊が飛び散ったところを雪かきしてくださったり、エキストラや撮影ボランティアの皆さんのおかげでこの映画はできました」。

井伊大老の首級を揚げた有村次左衛門役、坂東巳之助さん着用の衣装。「まだお若いのに、迫真の演技でわたしたちを驚かせてくれました」。べったりとついた血糊は「食紅と片栗粉を溶いて作ります」。

彦根藩赤門に至る距離は実際の1/5。「セット作りは本物に近づけるのではなく、映画の中でどれだけ本物に見せるかが大切なんです」。

大勢のスタッフと豪華絢爛なるキャストが真剣に撮影に挑む様子がひしひしと伝わってくる。

桜田門外の変の時代を検証する資料の数々と、映画「桜田門外ノ変」を深く楽しむための展示物が盛りだくさん。

 

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