2012.2.10
ちなみに、このドラマのプロモーションの一環で、
今週日曜日まで、JR新宿駅の構内にて、
時代劇専門チャンネルの特大パネルが掲示されております!
非常にインパクトがありますので、お近くへお出かけの際には、
是非お立ち寄りいただければ!
さて、本日の制作日記は、
このドラマの舞台になる、茶屋『ささや』について。
主人公のお延(寺島しのぶ)が、
切盛りする茶屋『ささや』のセットは、
有名な観光地でもある京都嵯峨の大覚寺に建てられました。
広大な敷地面積を持つ大覚寺の境内。
その中の大沢池の畔に建てられたこの美術セット。
周りの景観と相まって非常に雰囲気のある、見事な建物に感動します。
(個人的には、ちょっと住んでみたいくらいのセット!)
そこに、着物を纏った寺島しのぶさんが入れば、その空間は完全に江戸時代!!
撮影中は、監督・カメラマン・照明・殺陣師だけでなく、
美術スタッフや大道具・小道具さん、による技の数々には、本当に驚くばかりで、
あらゆるものが芸術品のようにも映ります。
ドラマを見ていると全く気が付かないのですが、
実は『ささや』のセットは、現場では2つ作られているんです。
(つまり、2か所で撮影されているんです。)
1つは、先ほどの大覚寺。
そして、もう一つは、松竹撮影所内の室内。↓
当然、外の風景を入れながらのシーンは、
大覚寺のロケーションセットで撮影されているのですが
撮影が夜遅くなれば、外での撮影は時間が限られてしまいます。
9月に行われた撮影ですので、陽は長いのですが、
それでも、1カット1カットを丁寧に撮影するには、非常に長い時間を要します。
本編では1分に満たないシーンを、半日かけて撮影する事も良くあること。
綺麗な映像を撮るためには、陽の照り具合も大きく左右するので、
日によっては、撮影できるチャンスが僅かしかないという事も良くあることなんです。
そして、大変なのは予期せぬ天候の変化。
今回の撮影中は比較的天気には恵まれたものの、
大覚寺での撮影の際、1回だけ予期せぬ大雨に当たった日がありました。
スコールのような突発的な大雨で、1時間足らずであがったのですが、
私が驚いたのは、雨があがった後のスタッフさんのあわただしい動き。
直前まで晴れているシーンを撮影していましたから、
その後、撮影を続けるには『ささや』の建物やその周りが濡れていては場面が繋がりません。
しかし、まわりは水浸し。(大きく、深い水たまりができる程です。)
そんな中、スタッフは雑巾やスコップなど、その場にあるあらゆるものを使って、
水をかきだしたり、吸い出したり、
とにかく使えるものはすべて使いながら、原状回復につとめます。
その時は、スタッフの役回り、上下関係なども全く関係なく、
その場にいる全員が、撮影を再開できるように手を尽くします。
先週の制作日記の中で、
主演の寺島さんが京都のスタッフに対して
「一丸となって仕事をする。」「仕事が早い。」と仰っていた事は、
まさにこの事をさしているのだと、身を持って実感します。
(↓雨で濡れた暖簾は、アイロンやドライアーを当てて乾かしています。)
(↓水が溜まった屋根は、大人数で毛布を使って水を吸い出します。)
兎にも角にも、
放送は、明日2月11日のよる8時!!
時代劇専門チャンネルが自信を持ってお届けする、
オリジナル本格時代劇「鬼平外伝 熊五郎の顔」。
鬼平犯科帳のスタッフが集結し、
地上波では見る事の出来ないもう一つの鬼平の世界。
今を生きる人々に見てもらいたい、極上の人間ドラマです。
是非、お楽しみください!
そして、一人でも多くの方々から率直な声をいただければと思います!
スタッフ 古林
ついに放送!2月11日 よる8時は『熊五郎の顔』
スタッフ 古林です。
本日は2月10日。
明日の2月11日よる8時はついに「鬼平外伝 熊五郎の顔」の
初回放送日でございます!!
時代劇ファン、鬼平ファン、池波正太郎ファンの方々はもちろんの事、
まだ時代劇を見た事がない!という方にとっても、
非常に見やすい作品になっておりますので、
是非、明日のよる8時は「鬼平外伝 熊五郎の顔」をお楽しみください!
(どうしても、時間が合わない!!という方は、録画の予約を忘れずに!)
ちなみに、このドラマのプロモーションの一環で、
今週日曜日まで、JR新宿駅の構内にて、
時代劇専門チャンネルの特大パネルが掲示されております!
非常にインパクトがありますので、お近くへお出かけの際には、
是非お立ち寄りいただければ!
さて、本日の制作日記は、
このドラマの舞台になる、茶屋『ささや』について。
主人公のお延(寺島しのぶ)が、
切盛りする茶屋『ささや』のセットは、
有名な観光地でもある京都嵯峨の大覚寺に建てられました。
広大な敷地面積を持つ大覚寺の境内。
その中の大沢池の畔に建てられたこの美術セット。
周りの景観と相まって非常に雰囲気のある、見事な建物に感動します。
(個人的には、ちょっと住んでみたいくらいのセット!)
そこに、着物を纏った寺島しのぶさんが入れば、その空間は完全に江戸時代!!
撮影中は、監督・カメラマン・照明・殺陣師だけでなく、
美術スタッフや大道具・小道具さん、による技の数々には、本当に驚くばかりで、
あらゆるものが芸術品のようにも映ります。
ドラマを見ていると全く気が付かないのですが、
実は『ささや』のセットは、現場では2つ作られているんです。
(つまり、2か所で撮影されているんです。)
1つは、先ほどの大覚寺。
そして、もう一つは、松竹撮影所内の室内。↓
当然、外の風景を入れながらのシーンは、
大覚寺のロケーションセットで撮影されているのですが
撮影が夜遅くなれば、外での撮影は時間が限られてしまいます。
9月に行われた撮影ですので、陽は長いのですが、
それでも、1カット1カットを丁寧に撮影するには、非常に長い時間を要します。
本編では1分に満たないシーンを、半日かけて撮影する事も良くあること。
綺麗な映像を撮るためには、陽の照り具合も大きく左右するので、
日によっては、撮影できるチャンスが僅かしかないという事も良くあることなんです。
そして、大変なのは予期せぬ天候の変化。
今回の撮影中は比較的天気には恵まれたものの、
大覚寺での撮影の際、1回だけ予期せぬ大雨に当たった日がありました。
スコールのような突発的な大雨で、1時間足らずであがったのですが、
私が驚いたのは、雨があがった後のスタッフさんのあわただしい動き。
直前まで晴れているシーンを撮影していましたから、
その後、撮影を続けるには『ささや』の建物やその周りが濡れていては場面が繋がりません。
しかし、まわりは水浸し。(大きく、深い水たまりができる程です。)
そんな中、スタッフは雑巾やスコップなど、その場にあるあらゆるものを使って、
水をかきだしたり、吸い出したり、
とにかく使えるものはすべて使いながら、原状回復につとめます。
その時は、スタッフの役回り、上下関係なども全く関係なく、
その場にいる全員が、撮影を再開できるように手を尽くします。
先週の制作日記の中で、
主演の寺島さんが京都のスタッフに対して
「一丸となって仕事をする。」「仕事が早い。」と仰っていた事は、
まさにこの事をさしているのだと、身を持って実感します。
(↓雨で濡れた暖簾は、アイロンやドライアーを当てて乾かしています。)
(↓水が溜まった屋根は、大人数で毛布を使って水を吸い出します。)
兎にも角にも、
放送は、明日2月11日のよる8時!!
時代劇専門チャンネルが自信を持ってお届けする、
オリジナル本格時代劇「鬼平外伝 熊五郎の顔」。
鬼平犯科帳のスタッフが集結し、
地上波では見る事の出来ないもう一つの鬼平の世界。
今を生きる人々に見てもらいたい、極上の人間ドラマです。
是非、お楽しみください!
そして、一人でも多くの方々から率直な声をいただければと思います!
スタッフ 古林

