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今月・来月のオススメ! > 【勝新太郎主演 映画「座頭市」
シリーズ全26作完全放送】「座頭市喧嘩旅」「座頭市千両首」

今月・来月のオススメ!

【勝新太郎主演 映画「座頭市」<br />シリーズ全26作完全放送】「座頭市喧嘩旅」「座頭市千両首」

11/4(土)よる11:00&11(土)深夜12:00

子母沢寛の短編を原作に、目にもとまらぬ早業で悪人を斬っていく盲目の侠客"市"の活躍を描いた"座頭市"シリーズ。1962年に不世出のスター・勝新太郎主演で映画化されて以来半世紀以上、その作品群は世代を超えて多くの人々を魅了してきた。それは市(=勝新太郎)というキャラクターの魅力はもちろんのこと、人間の業を捉えた深いドラマ性とユーモア溢れる娯楽性がそこに備わっていたからに他ならない。時代劇専門チャンネルでは、勝新太郎没後20年を迎えた今年(2017年)から来年にかけて毎月2本、彼の代名詞ともいうべき映画「座頭市」シリーズ全26作品を完全放送する!
作家・子母沢寛の短編集「ふところ手帖」の1エピソードを元に生み出された強烈なアウトローたる主人公"市"。その"市"役に抜擢されたのが勝新太郎だった。1954年公開の映画「花の白虎隊」で同時にデビューした市川雷蔵が順風満帆にスター街道を歩んでいく一方、デビュー以来なかなか芽が出ず、奇しくも裏街道を歩んできた勝新太郎にとって、まさに"市"は自身を投影させたかのようなキャラクター。それも手伝ってかこの作品に対する入れ込みようは凄まじく、仕込み杖による逆手斬りは勝新太郎自身が撮影前にひと月かけて、仲間を集めて練習を重ねていく中で編み出したものだという。そんな勝新太郎の迫真の演技と、大映の名匠・三隅研次監督の映像美が作りあげた主人公"市"のリアリティ溢れる壮絶な生き様は、2枚目スターによる様式美が全盛だった当時の映画界にあって、観客はもちろん多くの映画人に衝撃を与える革命的作品となった。
それからも森一生、田中徳三、池広一夫、安田公義といった大映の名匠たちや東宝の岡本喜八、さらには社会派の巨匠・山本薩夫や勝新太郎自身も監督として参加。各々1作ごとに様々な新しい要素を取り入れながら、三船敏郎、志村喬、近衛十四郎、若山富三郎(当時・城健三朗)、平幹二朗、緒形拳、仲代達矢といったいずれも日本を代表する名優たちがこぞって競演。最終的には26本もの勝新太郎主演の劇場版「座頭市」が作られることになった。ここに座頭市シリーズは"日本映画界の金字塔"と呼びうる存在となったのである。
ヒーロー不在の時代と言われる21世紀に高まり続ける座頭市人気。それはまさに時代を超えた天才・勝新太郎だからこそ成しえた離れ業と言えよう。今回お届けする劇場版「座頭市」シリーズ26作品を見れば、それを確信して頂けるに違いない。
◆TVシリーズも絶賛放送中!

座頭市喧嘩旅
(1963年・映画・カラー )
11月4日、11月12日、11月19日、12月28日
原作:子母沢寛   監督:安田公義   脚本:犬塚稔  
出演:勝新太郎/藤村志保/島田竜三/藤原礼子 ほか  

旅の途中、堂山一家の喜助(越川一)という男に呼びとめられた市(勝新太郎)は、近く持ち上がる下妻一家との出入りに手を貸してくれと頼まれる。これを見ていた下妻一家の代貸し・岬の甚五郎(島田竜三)は、三人の浪人に、市と喜助を襲わせるが、喜助の惨殺に怒った市は一瞬にして斬り捨てる。甚五郎は情婦のお久(藤原礼子)と共にその場を逃れた。再びあてのないひとり旅に戻った市は、そこで、侍に追われていたお美津(藤村志保)という娘を救った。お屋敷勤めのお美津は手篭めにしようとした若殿に抵抗して怪我をさせたことで、藩士に追われていたのだ。市はお美津に江戸まで送り届けてやると言ったが、仕込杖を持つ不気味な盲目のやくざの姿は、お美津にとって安心できるものではなかった。たまたま彼らが泊まった旅篭に、甚五郎とお久がいた。二人は、宿賃稼ぎに、お美津をさらおうと企むが、市に気づかれ、失敗に終る。お美津は市の誠意に信頼感が高まっていった。翌日、お美津を追う藩士たちを目にもとまらぬ居合い斬りで倒した座頭市は、お美津を善良な老夫婦に託して別れを告げ、去っていった。だが、市の後をつけていた甚五郎は、お美津をさらい、下妻の藤兵衛(沢村宗之助)の所へと連れ込んだ。それを知らぬ市は、堂山一家に草鞋を脱ぎ、喧嘩の矢面に立つことになった。当日、静まりかえった宿場に、堂山一家と下妻一家が向かい合う。だが下妻の藤兵衛の傍らには縛られたお美津の姿があった……。

「座頭市喧嘩旅」(C)KADOKAWA 1963
座頭市千両首
(1964年・映画・カラー )
11月11日、11月19日、12月3日、12月29日
原作:子母沢寛   監督:池広一夫   脚本:浅井昭三郎/太田昭和  
出演:勝新太郎/坪内ミキ子/城健三朗(若山富三郎)/島田正吾 ほか  

娘馬子・お千代(坪内ミキ子)のひく馬で、三年前にこころならずも斬った吉蔵の墓参りに向かっていた市(勝新太郎)だったが、墓参りのことを話したところ、馬から引きずりおろされ、千代は馬に鞭打ち駆け去った。辿りついた上州の板倉村では、上納金千両を用意できたことを祝っての宴を張っており、市も快く迎えられた。だが、翌日、千両箱を運ぶ農民たちは、突如浪人とやくざの一味に襲われ、千両箱を奪われてしまう。逃げ帰ったものたちは、略奪したのは忠治一家の者だと言い、市も、グルだと疑われた。真実を確めるため国定忠治(島田正吾)のこもっている赤城山に向かう市を、怪しい女・お吟(長谷川待子)と、実は吉蔵の妹だったお千代がつけていた。子分を市に斬られていた忠次だったが、なんとか市への疑いは氷解、山を下りる決意をする。悪徳代官・松井軍太夫(植村謙二郎)のお先棒を担ぐ十手持ちの紋次(天王寺虎之助)の密告で、捕えられそうになった市だったが、凄まじい剣できりぬけた。そして紋次の賭場へ向かい、そこで代官が紋次に、用心棒の十四郎(城健三朗)らを使って千両箱を奪わせ、忠治にぬれ衣をきせていたことを知る。まだ村人たちに犯人と疑われたままだった市は、千両箱を取り返して身の証を立てることを宣言する……。

「座頭市千両首」(C)KADOKAWA 1964
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