生誕120年 剣戟王・阪東妻三郎の軌跡

2021年は、阪東妻三郎の生誕120年となるメモリアルイヤー。
日本映画史上最高のチャンバラシーンと評された代表作「雄呂血」をはじめ、バンツマの剣戟王としての魅力溢れる出演作の数々を特集放送。
スペクタクル大作「かくて神風は吹く」もチャンネル初放送します。
大正から昭和にかけて走り抜けた時代劇スターの足跡を辿る本企画、ぜひケレン味たっぷりの演技と共にご堪能ください。

12月14日(火)よる11時~4夜連続放送

さらに、田村正和主演、田村高廣、田村亮共演作も放送。あわせてお楽しみください。
・12月18日(土)よる7時/12月30日(木)午後4時 「乾いて候(1993)
・12月30日(木)あさ10時 「勝海舟 第一部 日本よーそろ―サムライ太平洋を渡る―」「勝海舟 第二部 幕臣残照―咸臨丸は沈まず―

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雄呂血(弁士:澤登翠)
放送日:12月14日、12月29日、1月29日
(1925年・モノクロ )
原作:壽々喜多呂九平   監督:二川文太郎   脚本:壽々喜多呂九平  
出演:阪東妻三郎/関操/環歌子/春路謙作/中村吉松/森静子  

久利富平三郎(阪東)は、家老の倅との喧嘩がもとで漢学塾を破門になり、密かに思いを寄せていた塾の一人娘・奈美江(環)からも誤解されたまま絶交を言い渡される。奈美江を思う気持ちを断ち切れぬまま、浪々の身となり、いつしか無頼漢(ならずもの)と呼ばれ、追われる身になってしまう。逃げた彼をかくまった顔役(中村)は町の人からも慕われる立派な親分だが実は大悪人である。誰よりも善良でありながら世の中に受け容れられない自分と引き比べてあまりの矛盾に怒りを感じる。そこへ昔の思い人・奈美江が旅の途中で病気になった夫(春路)と共に連れられてくる。奈美江に悪親分の魔の手が伸びると、とうとう平三郎の怒りも爆発。親分達に加え自分を追っていた町方までもがやってきての大立ち回りへと展開する。

「雄呂血(弁士:澤登翠)」(C)マツダ映画社
決闘高田の馬場
放送日:12月15日、12月29日、1月16日
(1937年・モノクロ )
原作:牧陶三   監督:稲垣浩/マキノ正博   脚本:牧陶三  
出演:阪東妻三郎/市川百々之助/原駒子/伊庭俊三郎/志村喬  

江戸長屋。中山安兵衛(阪東)は、喧嘩の仲裁で酒代をせしめるなど、のんびりとした生活を楽しんでいた。彼の唯一の苦手は伯父の六郎左衛門(香川良介)で、会えばお定りの説教を聞かされる。一方、堀部弥兵衛の娘お妙(大倉千代子)が、そんな安兵衛を見染めた。さて、恒例の剣術試合の日、六郎左衛門は、今年も村上庄左衛門を破った。中津川祐範と語らった村上兄弟は、六郎左衛門に決闘状を叩付けた。こうして対決の場である高田馬場へと、安兵衛も駆付けるのだった。1937年に公開した「血煙高田の馬場」の改題短縮版。

「決闘高田の馬場」(C)日活
忠臣蔵 天の巻・地の巻
放送日:12月16日、12月25日、12月30日、1月8日
(1938年・モノクロ )
監督:マキノ正博/池田富保   脚本:山上伊太郎/瀧川紅葉  
出演:阪東妻三郎/片岡千恵蔵/月形龍之介/澤村國太郎/嵐寛寿郎/志村喬  

時は元禄14年、勅使饗応役を仰せ付けられた赤穂藩藩主・浅野内匠頭(片岡千恵蔵)は、吉良上野介(山本嘉一)に儀礼一般の指導を受けることとなったが、その贈り物が少なかったことで、上野介から執拗な嫌がらせを受ける。堪えに堪える内匠頭であったが、ついに堪忍袋の緒が切れ、江戸城内・松の廊下で、吉良に対して刃傷沙汰を起こしてしまう。そして内匠頭は切腹となったが、上野介はお咎めなしの処分が言い渡される。これに不満を覚えた赤穂藩士たちであったが、国家老・大石内蔵助(阪東妻三郎)は、赤穂城を明け渡し、自らも遊びに明け暮れる毎日を過ごすことで、内蔵助の報復を警戒する吉良側を見事欺く。そして翌年の年の瀬も押し迫った師走。大石内蔵助を筆頭にした四十七士は、主君の仇を討つべく、吉良邸を目指す……。1938年に公開したものを再編集した総集編。

「忠臣蔵 天の巻・地の巻」(C)日活
かくて神風は吹く
放送日:12月17日、12月31日、1月16日
(1944年・モノクロ )
原作:菊池寛   監督:丸根賛太郎   脚本:松田伊之助/舘岡謙之助  
出演:阪東妻三郎/嵐寛寿郎/片岡千恵蔵/市川右太衛門/月形龍之介  

鎌倉時代中葉。日本を属国とすべく侵略を企てる元は、文永の役において敗北を帰した。しかし、再度大軍を送り込み、まさに降服を迫ろうとしていた。時の執権・北条時宗(片岡)は、元の使者を断首した。こうして、弘安の役の大海戦の火蓋が切られた。瀬戸内海を治める武将・河野通有(阪東)と忽那重義(嵐)は、かねてより犬猿の仲であったが、この国難において共に協力し合って闘った。そして、博多湾には奇跡の神風が吹き荒れ、敵艦隊を全滅させるのだった。

「かくて神風は吹く」(C)KADOKAWA 1944