忠臣蔵を支えた男たち

日本の師走といえば「忠臣蔵」!
今年の忠臣蔵特集は、命を懸けて討ち入りした義士たちを陰に日向に支えた立役者たちに焦点を当てる。
ただ義と美学によって助太刀した男たちの粋なふるまいに酔いしれてほしい。

12月7日(土)よる9時スタート

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忍びの忠臣蔵
放送日:12月7日、12月31日
(1981年・カラー )
原作:菊島隆三   監督:工藤栄一  
出演:萩原健一/池上季実子/岩井半四郎/成田三樹夫/佐藤允 ほか  

松の廊下での刃傷沙汰を受けて浅野内匠頭は切腹、藩は取り潰しに。その後、赤穂藩士の反抗を恐れる大目付・荒木十左衛門(成田三樹夫)は、大石内蔵助(岩井半四郎)を監視すべく、隠密・貝塚慎吾(萩原健一)を赤穂に放った。しかし、自身への監視に疑問を抱き大石の人柄に惹かれた慎吾は、次第に大石の味方へと傾いていく。

忍びの忠臣蔵(C)東映
忠臣蔵 花の巻・雪の巻<4Kデジタルリマスター版>
放送日:12月14日、12月31日
(1962年・カラー )
監督:稲垣浩  
出演:松本幸四郎(初代松本白鸚)/加山雄三/三橋達也/三船敏郎/司葉子/原節子/森繁久彌/小林桂樹 ほか  

元禄14年3月。年々の慣例として勅使饗応の役を申し渡された播州赤穂の城主・浅野内匠頭(加山雄三)は指南役の吉良上野介(市川中車)から礼儀作法について教えを乞うこととなっていた。だがかつて内匠頭に塩田作法の教授を拒否された上野介は、彼に恨みを抱いており、その嫌がらせは日に日に増していった。お役目の大事を重んじる内匠頭ははやる心を抑え、悔しさに堪えたが、ついに殿中松の廊下に於いて、上野介に剣を振り下ろした。内匠頭は即刻切腹を言い渡されるが、上野介には何の咎めもなかった。そして赤穂城内では、城代家老・大石内蔵助(八代目・松本幸四郎《松本白鸚》)を中心に、城とともに討ち死にするか、城を明け渡して浅野家再興に尽くすか、議論が繰り広げられていた。大石は急進派の意見を抑え、いささかの波乱も見せずに城を明け渡す断を下した。そして集まった60余名が誓紙血判をもってこれに従うが……。

忠臣蔵 花の巻・雪の巻<4Kデジタルリマスター版>(C)1962 TOHO CO., LTD.
忠臣蔵 風の巻・雲の巻
放送日:12月21日、12月30日
(1991年・カラー )
脚本:古田求  
出演:仲代達矢/山本陽子/中井貴一/大滝秀治/渡辺謙/古手川祐子/吉岡秀隆/北大路欣也/中村吉右衛門 ほか  

〈風の巻〉勅使接待の大役を受けた浅野内匠頭(中井貴一)は、指南役の高家筆頭・吉良上野介(大滝秀治)の度重なる侮辱に対し、お家大事と堪えていたが、殿中松の廊下で「ケチな田舎侍め」と罵られ、遂に刃傷に及ぶ。内匠頭即日切腹の報せを受けた国許の赤穂では、筆頭家老の大石内蔵助(仲代達矢)が苦悩の末に仇討ちの決意をする……。〈雲の巻〉大石は、敵の目を欺くために京都伏見の遊廓で放蕩三昧に明け暮れていた。一方江戸では、浪士たちが吉良邸の動向を探り、苦心の末、吉良邸内の絵図面を手に入れる。元禄15年12月14日、降りしきる雪の中、赤穂浪士47人は、亡き主君の無念を晴らすために吉良邸に討ち入る……。

忠臣蔵 風の巻・雲の巻(C)1991フジテレビ