美貌、剣、生き様、そのすべてに人はみな虜になる――
時代劇界を閃光のごとく駆け抜けた永遠の伝説・市川雷蔵がデビュー70周年を迎えた2024年末、
傑作時代劇映画の<4Kデジタル修復版>メディア初登場をはじめ、雷蔵の神髄を味わえる作品を大特集!
一年の締めくくりは雷蔵とともに。
12月7日(土)よる7時スタート
出演:市川雷蔵/若尾文子/高峰秀子/伊藤雄之助/渡辺美佐子/丹阿弥谷津子/浪花千栄子 ほか
医学を学ぶ華岡雲平(市川雷蔵)と結婚した加恵(若尾文子)は、夫不在の華岡家で3年間を過ごした。そして修業を終えた雲平が戻ったが、姑の於継(高峰秀子)は雲平の世話を焼き、加恵には冷たく当たるようになった。雲平は名を青洲と改め、麻酔薬の開発に没頭するようになり、動物実験を繰り返すようになる。やがて於継は自らの体を実験に使うように言い、加恵もまた同じことを青洲に言うが……。
出演:市川雷蔵/本郷功次郎/淡路恵子/中村玉緒/楠トシエ/中田ダイマル・ラケット ほか
十一代将軍家斉の第38番目の若君・長之助(本郷功次郎)は、幼少より岡崎藩に預けられていたが、思いがけず甲州鷹取藩五万一千石の城主の座に就くことが決まった。長之助を庇護してきた老臣・久保寺平左衛門(小川虎之助)は質素ながらも供揃えを仕立てて長之助に従い、江戸へ向かった。同じ頃、旅鴉の半次郎(市川雷蔵)、半次郎に惚れ抜いたお蔦(淡路恵子)、島田宿へ身売りの旅にある田舎娘・おさき(中村玉緒)も同じ道中にいた。そんななか、長之助は刺客に襲われるが、半次郎によって助けられた。刺客は、自分の孫を藩主として推挙しようと企てる堀備前守(尾上栄五郎)の手のものであった。行列から離れた長之助は、やくざ姿に変装して半次郎らの一行と行動を共にして江戸を目指すこととなる。
出演:市川雷蔵/藤由起子/城健三朗/成田純一郎/中村豊/矢島陽太郎/佐々十郎/阿井美千子/眞城千都世 ほか
時は明暦二年。旗本・青山播磨(市川雷蔵)は腰元のお菊(藤由紀子)に三千石を捨てても添い遂げることを誓う。そんな矢先、播磨らが結成した白柄組が起こした騒動を収めるため、見合いをすることとなった。そのことを知ったお菊は、思わず家康拝領の高麗皿の一枚を柱に打ち付けてしまう。そこへ見合いを蹴った播磨が帰ってきた。粗相で割ったとしても打ち首は免れない品であったが、播磨は仕方があるまいと優しい言葉を投げかけた。お菊は涙ながらに真相を告白するが……。