没後20年 映像で魅せる奇才・勅使河原宏の描く時代劇

いけばな草月流の家系に生まれ、三代目家元となるとともに映画、陶芸、舞台美術、オペラなど様々な分野で活躍した奇才・勅使河原宏―。
没後20年を迎えた今年、独特の映像美にとことんこだわった時代劇2作品と、貴重な監督デビュー作となる記録映画「北斎」を一挙放送。
三國連太郎をはじめ豪華キャストの風格と、絢爛な衣装、美術で描く「利休」、アヴァンギャルドな映像世界が、監督業に進出していた勝新太郎にも多大な影響を与えたといわれている「座頭市」テレビシリーズの最終話。さらに、貴重な監督デビュー作となる記録映画「北斎」がTV初登場!
改めて、時代を経ても色褪せないその斬新な演出を堪能ください。

6月26日(土)よる9時より全3作品一挙放送

スカパー!キャンペーンバナー スカパー!キャンペーンバナー
利休
放送日:6月26日
(1989年・映画・カラー )
原作:野上弥生子『秀吉と利休』   監督:勅使河原宏   脚本:赤瀬川原平/勅使河原宏  
出演:三國連太郎/山崎努/三田佳子/岸田今日子 ほか  

秀吉と利休が確執を経て決定的な決別を迎えるまでを軸に、権力に屈しない芸術家の信念を豪華絢爛な美術と映像美で描いた作品。天正10年(1582)、千利休(三國)が茶頭として仕えていた織田信長(松本)が、重臣・明智光秀の反乱により自刃した。それから数年ののち、信長の後継者となり、その権勢を全国に拡大していった豊臣秀吉(山崎)は、利休を茶頭として召し抱えていた。「公儀のことは弟・秀長(田村亮)に、内々のことは利休に…」と言わしめるほど、秀吉に信頼されていた利休だったが…。

「利休」(C)1989 松竹株式会社
北斎
放送日:6月26日
(1953年・映画・モノクロ )
監督:勅使河原宏  

江戸時代に、「画狂人」とまでいわれた浮世絵師・北斎の作品にカメラを向けた監督デビュー作となるドキュメンタリー。長大な絵画作品の細部に視点を定め、ゆるやかにカメラを移動させながら、全体の構図の把握へと移ってゆく手法はスリリングで、あたかもアニメーションのコマであるかのように短いショットを畳み重ねながら、彼の描いた人間の身体に運動を与えてゆく。

「北斎」(C)1953 草月会
新・座頭市Ⅲ #26
放送日:6月26日
(1979年・TV・カラー )
原作:子母澤寛   監督:勅使河原宏   脚本:勅使河原宏/中村努  
出演:勝新太郎/稲見美和子/大川修/観世栄夫  

ある辻堂で夜露をしのいだ市(勝)は、朝が来て、扉の外へ出て、我と我が目を疑った。視界に朝の太陽が飛び込んできた。何たる奇跡!目があいたのだ!!市の首には、恨み骨髄の花輪台一家の親分(勝二役)が、大枚三百両の賞金を賭けていた。一方、市は、チンピラに乱暴される盲目の娘(稲見)を助け、奇妙な旅を続けるが…。

「新・座頭市Ⅲ #26」(C)ティーエムプロダクション