“御三家”の一角として歌謡界に輝かしい歴史を刻んだ歌手・橋幸夫が、
今年5月3日、歌の道にピリオドを打つ――。
そんな節目の月に橋幸夫出演の貴重な時代劇作品を大特集!
美しい歌声が彩る橋幸夫・時代劇役者としての軌跡をお見逃しなく。
5月1日(月)午後2時より2日連続放送
*市川雷蔵との共演作「おけさ唄えば」「花の兄弟(1961年)」も5月にリピート放送!
橋幸夫(はしゆきお)
1943年、東京都荒川区で呉服屋の9人兄弟の末っ子として誕生。
中学2年より歌を作曲家・遠藤実師に師事。高校1年でビクターエンタテインメントのオーディションに合格し、
作曲家・吉田正師の薫陶を受け、1960年、「潮来笠」でデビュー。
同曲の爆発的ヒットで、日本レコード大賞新人賞の第1回受賞者となる。
更に「いつでも夢を」「霧氷」で2度のレコード大賞を受賞し、舟木一夫氏、西郷輝彦氏らと共に「御三家」として人気を集める。
また、モンゴル親善大使や各地の観光大使、介助犬サポート大使など多岐に渡る活動の他、
認知症の実母の介護生活を綴った「お母さんは宇宙人」など数多くの著書を出版。
2019年からはデビュー60周年を迎え、持ち前のチャレンジ精神で、老若男女問わず幅広い世代の支持を得続けている。
出演:小林勝彦/近藤美恵子/小桜純子/丹波又三郎/橋幸夫 ほか
上州取手宿のとある賭場、旅烏・潮来の伊太郎(小林勝彦)は勝ち続けの女お加代(近藤美恵子)と一対一の勝負をし、身ぐるみすっかり巻き上げられてしまう。そんな折、喧嘩の知らせが入りそのまま戦う伊太郎に巻き上げた長ドスを投げ入れるお加代。そこへ敵の用心棒・金平金九郎が現れるが、突然のさしこみに苦しむ彼に伊太郎は刀をひいた。伊太郎の心意気に惚れ込んだお加代、金九郎は翌日偶然茶店で伊太郎に再会する。三人はすっかり意気投合するが、互いに心ひかれながらも三人三様に旅に出て行った――。それから一年、伊太郎は旅で得た病からおみね(小桜純子)と出会う。おみねは伊太郎に心を寄せるが、それとは知らず、伊太郎は今も心に残るお加代にもう一度会いたいと風の便りに聞いた潮来へ旅立った。一方、潮来の料亭で女中になったお加代は金九郎と再会する。
出演:橋幸夫/三条江梨子/姿美千子/天知茂/中村豊 ほか
明治維新後まもなく、九州・鹿児島の青雲塾では西郷隆盛の教えを奉ずる若者たちが日夜一心に鍛錬に励んでいた。天野駿太郎(橋幸夫)は数々の試練に耐えて塾に入り、その抜群の才能にたちまち頭角を現した。駿太郎が入塾してしばらくして、東京に行っていた塾長の娘・志保(三条江梨子)が返ってきた。りりしく思いやりの深い駿太郎に志保は惹かれ、いつしか二人は愛し合うように――。しかしそんな二人の想いは虚しく、やがて駿太郎と志保は時代の渦に巻き込まれていくのだった……。