ぎんにかん
銀二貫
第4話 「さまよう心」
原作は、2008年に短編集『出世花』で小説家デビューを果たした髙田郁。山本周五郎に憧れ、時代小説家となった彼女の代表作は『みをつくし料理帖』シリーズ。しかし、この『銀二貫』も度々舞台化されるなどの人気作である。主人公の松吉には、林遣都。武士を捨て、商人として生きることを余儀なくされた松吉の心の葛藤を、まっすぐに演じてみせる。また、かわいい嬢(いと)さん・真帆には、松岡茉優(少女時代は芦田愛菜)。料理屋の娘で松吉にほのかな恋心を抱くが、大坂の町を襲った大火の後、行方不明に…。井川屋の主人・和助に津川雅彦。大火で焼けた天満宮再建のためにかき集めた大切な銀二貫で松吉を救う。番頭の善次郎に塩見三省。信心深いがゆえに松吉につらく当たることもあり、商人とは何たるかを厳しく教える。天神さんの狛犬・テンちゃんに、山口智充。狂言回しの役割でドラマを進行させる。
あらすじ
舞台は、商人の町・大坂天満。主人公の松吉は、幼くして仇討で父を亡くし、自分もあわやというところで、偶然居合わせた寒天問屋・井川屋の主人・和助に銀二貫で救われた、元武士の息子。生きるために井川屋の丁稚となったが、武士を捨て、商人の道を歩むことに心が揺れていた…。天満の天神さんの町で暮らす温かい人々に支えられて生きる、松吉の成長物語。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
銀二貫(C)NHK