いちろ
一路
第2話 「いざ出立」
主演を務めるのは、本作が時代劇初挑戦となる若手人気実力派俳優の永山絢斗。彼の誠実でひたむきな姿は一路役にピッタリ。時代劇の所作から武士道というべき精神面まで、撮影中の約2か月半の間みっちり学び、時代劇の面白さを実感。「また時代劇に挑戦したい」という思いが芽生え、当チャンネルの「小ぬか雨」にも。今後も時代劇作品への出演が期待される。原作は、「鉄道員(ぽっぽや)」「壬生義士伝」の浅田次郎。自身「『一路』ほど楽しんで書いた小説はそれほど多くはない」と語り、定型化しやすい時代小説の型にハマらない「参勤交代」をテーマにして執筆。人気作となった。また、面白ポイントとして、第2話から登場する馬の白雪とブチがしゃべるという奇想天外な演出も。声を担当するのは、室井滋と熊田曜子。
あらすじ
江戸屋敷で生まれ育った小野寺一路は、「道中御供頭(おともがしら)」の父が、国元の屋敷の失火で焼死し、急遽、呼び戻される。国は西美濃の蒔坂家。七千五百石の旗本だが、大名格の名家。「御供頭」とは、参勤行列の準備から道中の一切を取り仕切る役目である。本来、失火は家禄召し上げの大罪だが、参勤交代の出発が迫っているため、一路は御供頭を命じられる。しかし、一路は父からお役目について全く引き継いでいない。もし何か失敗すれば、お家取り潰しもありうる。一路は、誰一人頼れぬ四面楚歌の中、父が命がけで守った参勤交代を記した先祖伝来の"行軍録"を頼りに、江戸を目指すことを決意。しかし、実は今回の参勤交代には、殿を失脚させ、お家を乗っ取ろうとする謀が仕組まれていた―。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
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一路(C)NHK