ざとういちせんりょうくび
座頭市千両首
池広一夫が監督、脚本を浅井昭三郎と太田昭和、撮影に名手・宮川一夫と新布陣で製作されたシリーズ第6作。『続・座頭市物語』に続き、二度目の登場となった城健三朗が馬に乗り鞭を振り回しての対決を見せる。島田正吾も十八番の国定忠治役で場をさらう。吊り橋の上での対決で、橋の蔓を斬ってしまった市がその蔓を命綱に宙を飛ぶ!
あらすじ
娘馬子・お千代(坪内ミキ子)のひく馬で、三年前にこころならずも斬った吉蔵の墓参りに向かっていた市(勝新太郎)だったが、墓参りのことを話したところ、馬から引きずりおろされ、千代は馬に鞭打ち駆け去った。辿りついた上州の板倉村では、上納金千両を用意できたことを祝っての宴を張っており、市も快く迎えられた。だが、翌日、千両箱を運ぶ農民たちは、突如浪人とやくざの一味に襲われ、千両箱を奪われてしまう。逃げ帰ったものたちは、略奪したのは忠治一家の者だと言い、市も、グルだと疑われた。真実を確めるため国定忠治(島田正吾)のこもっている赤城山に向かう市を、怪しい女・お吟(長谷川待子)と、実は吉蔵の妹だったお千代がつけていた。子分を市に斬られていた忠次だったが、なんとか市への疑いは氷解、山を下りる決意をする。悪徳代官・松井軍太夫(植村謙二郎)のお先棒を担ぐ十手持ちの紋次(天王寺虎之助)の密告で、捕えられそうになった市だったが、凄まじい剣できりぬけた。そして紋次の賭場へ向かい、そこで代官が紋次に、用心棒の十四郎(城健三朗)らを使って千両箱を奪わせ、忠治にぬれ衣をきせていたことを知る。まだ村人たちに犯人と疑われたままだった市は、千両箱を取り返して身の証を立てることを宣言する……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
座頭市千両首(C)KADOKAWA 1964